ジョブのジョブ・ステータス変更イベント・ルールの作成

ジョブのジョブ・ステータス変更イベント・ルールを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 関連するジョブ・ステータスが有効になっていることと、必要なターゲットがジョブ・イベント生成基準に追加されていることを確認します。

  2. ジョブ・ステータス変更イベントのイベント・ルールを作成するための管理者権限があることを確認します。

  3. 管理者としてEnterprise Managerにログインします。

  4. 「設定」メニューで「インシデント」「インシデント・ルール」の順に選択します。インシデント・ルール・ページが表示されます。

  5. インシデント・ルール・ページで、「ルール・セットの作成」をクリックしてインシデントのルールを作成します。

  6. 「名前」「説明」を指定し、「有効」を選択してルール・セットを有効にします。すべてのEnterprise Managerにルールを設定する場合は、タイプとして「エンタープライズ」を選択します。特定のユーザーのみに対してルールを設定する場合は「プライベート」を選択します。「適用先」「ジョブ」を選択します。


    ルール・セットの作成ページ

    「ジョブ」タブで「追加」をクリックし、イベント・ルールを作成するジョブを追加します。

  7. 「ジョブの追加」ダイアログ・ボックスで、「パターン別」でジョブを選択する場合は、「類似ジョブ名」を指定して「ジョブ・タイプ」を選択します。「類似ジョブ所有者」を指定します。「特定のジョブ」の選択では、ジョブを選択します。「OK」をクリックします。

  8. 「ルール」タブで「作成」をクリックします。

    表示される「作成するルールのタイプを選択」ダイアログ・ボックスで、作成するルール・セットに応じて次の項目から選択できます。

    • 「受信イベントおよびイベントの更新」。通知を受信するか、ジョブ・ルールのインシデントを作成します。イベントに対して処理する場合(たとえば、ジョブ失敗などの受信イベントに対して、インシデントの作成やユーザーへの通知を行う場合)は、このオプションを選択します。

    • 「新たに作成されたインシデントおよびインシデントの更新」。インシデントの生成対象のイベントに関連付けられたルールがなくても、通知を受信するか、インシデントのルールを作成します。作成済のインシデントまたは新規作成されるインシデントに対して処理する場合(たとえば、特定のグループfooに関連するすべてのインシデントを特定のユーザーに送るか、オープンしている期間が3日を超えたすべてのインシデントを昇格する場合)は、このオプションを選択します。

    • 「新たに作成された問題および問題の更新」。問題が生成された対象のインシデントに関連するルールがなくても、通知を受信するか、問題のルールを作成します。このオプションはジョブには適用されません。

  9. 「受信イベントおよびイベントの更新」を選択し、「新規ルールの作成: イベントの選択」ページで、次の手順を実行します。

    1. 「選択基準」の「タイプ」「ジョブ・ステータスの変更」にします。選択したジョブのすべてのジョブ・ステータス変更イベントに対してアクションを実行する場合は、「タイプジョブ・ステータスの変更のすべてのイベント」を選択します。特定のジョブ・ステータスのみを処理する場合は、「タイプジョブ・ステータスの変更の特定のイベント」を選択します。「タイプジョブ・ステータスの変更の特定のイベント」を選択した場合は、ルールを作成するイベントの「ジョブ・ステータス」を選択します。

    2. 次の図に示されているように、ルールを設定するための他の基準を設定します。


    この図は「イベントの選択」ページを示します。

  10. インシデントに関連付けられたイベントに通知ルールがなくても、インシデントのためのルールを作成する場合は、「新たに作成されたインシデントおよびインシデントの更新」を選択します。「新規ルールの作成: インシデントの選択」ページで、次のいずれかを選択します。

    • 「すべての新しいインシデントおよび更新されたインシデント」(新しいインシデントと更新されたインシデントすべてにルールを適用する場合)

    • 「すべての新しいインシデント」(すべての新しいインシデントにルールを適用する場合)

    • 「特定のインシデント」(インシデントの基準も選択)


    この図は、「新規ルールの作成: インシデントの選択」ページを示します。

  11. 「新規ルールの作成: アクションの追加」ページで、「追加」をクリックしてアクションをルールに追加します。

  12. 「条件付きアクションの追加」ページで、イベントがルールを満たしたときに実行するアクションを指定します。

    「アクションの条件」セクションで次のいずれかを選択します。

    • 「常にアクションを実行」(イベントに関係なくアクションを実行する場合)

    • 「指定された条件に一致する場合のみアクションを実行」(特定の基準と一致するときにアクションを実行する場合)

    イベントにアクションを追加するときは、次の項目を指定します。

    • イベントのインシデントを作成して解決方法を管理および追跡するには、「インシデントの作成」を選択します。

    • 「通知」セクションの「電子メール宛先」「電子メールCc」および「ページ」フィールドで、通知の受信者を指定します。この受信者は、条件が設定されたイベントが発生したときに電子メールを受け取ります。「詳細」オプションや「繰返し通知」オプションを設定した場合は、それらを指定します。

    • イベントを生成した問題が解決された後でイベントをクリアする場合は、「イベントのクリア」セクションで「完全にクリア」を選択します。

    • イベント接続を構成している場合は、「イベント・コネクタに転送」セクションでイベントをサードパーティのイベント管理システムに送信できます。

    インシデントにアクションを追加するときは、次の項目を指定します。

    • 「通知」セクションの「電子メール宛先」「電子メールCc」および「ページ」フィールドで、通知の受信者を指定します。この受信者は、条件が設定されたイベントが発生したときに電子メールを受け取ります。「詳細」オプションや「繰返し通知」オプションを設定した場合は、それらを指定します。

    • 「インシデントの更新」セクションで、インシデントの発生時に優先順位を決定するための詳細を指定します。「割当て先」「優先度の変更」「ステータスの設定」および「エスカレート先」の詳細を指定します。

    • チケット・デバイスを構成している場合は、「チケットの作成」セクションで、チケットを作成するための詳細を指定します。

    「続行」をクリックします。

  13. 名前と説明の指定ページで、イベント・ルールの「名前」「説明」を指定します。「次」をクリックします。

  14. 「確認」ページでイベント・ルールに選択した詳細を確認し、「続行」をクリックすると、このルールがルール・セットに追加されます。

  15. 「ルール・セットの作成」ページで「保存」をクリックして、ルール・セットを保存します。