テンプレート・コレクションの定義
テンプレート・コレクションは、管理グループ内のターゲットに適用するために集められたモニタリング/管理設定です。複数のモニタリング・テンプレートを、またそれも管理グループに関連付けられているテンプレート・コレクションに追加できます。しかし、テンプレート・コレクション内の特定のターゲット・タイプのために保持できるモニタリング・テンプレートは1つのみです。モニタリング・テンプレートには、管理グループ内のターゲット用のメトリック設定の完全なセットを定義します。管理グループ内のそれぞれのターゲット・タイプごとに1つのモニタリング・テンプレートを作成します。たとえば、データベース用の1つのテンプレートとリスナー用の1つのテンプレートが含まれるテンプレート・コレクションは作成できますが、データベース用の2つのテンプレートが含まれるテンプレート・コレクションは作成できません。直接メンバー・ターゲットが管理グループに追加されると、テンプレートのモニタリングおよび管理設定が自動的に適用されます。テンプレートは、ターゲットのすべてのメトリック設定を完全に置き換えます。このことは、テンプレートを適用するとターゲットのメトリック設定(しきい値、修正処理、収集スケジュール)が上書きされ、ターゲットに存在し、テンプレートには含まれないメトリックのしきい値は削除されることを意味します。しきい値を削除すると、このようなメトリックのアラート機能が使用できなくなります。メトリック・データは引続き収集されます。
テンプレート・コレクションは、3つのタイプのモニタリング/管理設定カテゴリで構成される場合があります。
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モニタリング・テンプレート(モニタリング設定)
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コンプライアンス標準(コンプライアンス・ポリシー・ルール)
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Enterprise Managerポリシー(仮想マシンを起動するタイミングやクラスタをスケール・アウトするタイミングの決定などのEnterprise Managerポリシー)。
ノート:
これらのモニタリング/管理設定は、間接メンバーには適用されません。直接メンバーと間接メンバーの詳細は、「グループ・メンバーのタイプと同期化」を参照してください。テンプレート・コレクションを作成するときは、Enterprise Managerに用意されているデフォルトのモニタリング・テンプレート、コンプライアンス標準またはEnterprise Managerテンプレートを使用するか、独自に作成することができます。詳細は、「モニタリング・テンプレートの使用」を参照してください。
テンプレート・コレクションを作成するには:
ノート:
既存のテンプレート・コレクションを編集する場合、「取消」をクリックすることにより、編集セッションで行った変更を元に戻すことができます。これにより、テンプレート・コレクションが最後に保存された状態に戻されます。