自動検出を使用した単一インスタンス・データベース・ターゲットの検出
データベースの自動検出は、デフォルトで有効になっています。自動検出が無効になっている場合は、「データベース・ターゲットの自動検出の有効化」で説明されているステップに従います。
ノート:
データベース・システムはOracle Databaseの検出時に自動的に作成されます。システムは新しいターゲットおよびアソシエーション・モデル上に構築され、これを使用してデータベースの記憶域、接続性、高可用性をモニターできます。これにより、データベースに依存しているアプリケーションのモニターと管理も行えます。データベース・システム・トポロジを使用して、データベース・システム内の様々なエンティティ間の関係や外部依存性を確認できます。
データベース・システムには、プライマリ・データベースおよびリスナーや自動ストレージ管理などの関連ターゲットが含まれます。また、データベースがData Guard構成内にある場合は、スタンバイ・データベースおよびその関連ターゲットも含まれます。ただし、スタンバイ・データベースに対してデータベース・システムを作成することはできません。
単一インスタンス・データベース・ターゲットを昇格するには、次のステップを実行します。
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「設定」メニューから、「ターゲットの追加」、「自動検出の結果」の順に選択します。
結果表の「エージェントベース・ターゲット」タブから、モニタリングするために追加する検出済の単一インスタンス・データベース・ターゲットを選択し、「昇格」をクリックします。
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ターゲットの昇格: 結果ページに、データベースが表示されます。データベース・インスタンスを選択します。
ターゲットの昇格: 結果ページの「データベース」セクションの下にある、「単一インスタンス・データベース」セクションで、昇格する単一インスタンス・データベース・ターゲットを選択します。
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選択した単一インスタンス・データベース・ターゲットのモニタリング資格証明(モニター・ユーザー名、モニター・パスワードおよびロール)を指定します。また、選択したターゲットをグループに追加する場合は、「グループ」の値を指定します。
「ロール」に「標準」を指定した場合、ユーザー名はdbsnmpまたはDBモニタリング・ユーザーになります。「ロール」にSYSDBAを指定した場合は、任意のSYSDBAユーザーを指定できます。
ノート:
Enterprise Managerでは、ジョブ・システムを使用して、モニタリング・ユーザーのデータベース・パスワード変更を自動化できます。詳細は、モニタリング・ユーザーおよびモニタリング以外のユーザーのパスワード管理の自動化を参照してください。 -
「テスト接続」をクリックし、指定したモニタリング資格証明を使用して単一インスタンス・データベース・ターゲットへの接続をテストします。
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ターゲットの昇格: 結果ページで選択したすべてのターゲットに対してグローバル・ターゲット・プロパティを指定するには、「グローバル・ターゲットのプロパティの設定」をクリックし、必要なプロパティを指定して、「OK」をクリックします。
「ターゲットの昇格: 結果」ページで選択したすべてのターゲットに対して共通グループを指定するには、「ターゲットのグループの指定」をクリックし、グループを選択して、「選択」をクリックします。
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データベース・インスタンスの構成: プロパティ・ページで、インスタンス・データベース・ターゲットの名前とデータベース・システム名を指定します。次に、ターゲットのすべてのプロパティを指定します。
ノート:
Enterprise Managerリリース更新12以降では、優先接続文字列によってサービス名がサポートされるようになりました。詳細は、次の「優先接続文字列」を参照してください。
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「次」をクリックします。
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表示された情報を確認して、「発行」をクリックします。