電子メール以外の通知の拡張

通知メソッドは、通知が送信されるメカニズムです。Enterprise Managerスーパー管理者は、電子メール通知メソッドを構成することで電子メール通知を設定できます。多くの場合、これはOracle Management Serviceのインストールの一環としてすでに設定されています。

Enterprise Managerスーパー管理者は、他のカスタム通知メソッドを定義することもできます。たとえば、イベント通知をサード・パーティのトラブル・チケット・システムに転送することが必要な場合があります。サード・パーティのトラブル・チケット・システムへのAPIが使用可能であると想定した場合、カスタム通知メソッドを作成して、適切なAPIを持つカスタムOSスクリプトをコールできます。カスタム通知メソッドは、「トラブル・チケットのログ」など、ユーザーフレンドリな形式で名前を付けることができます。カスタム・メソッドが定義されると、管理者は、トラブル・チケット・システムにアラートを送信する必要があるたびに、「トラブル・チケットのログ」というグローバルに使用可能な通知を呼び出すのみで済みます。

カスタム通知メソッドは、カスタムOSスクリプトまたは任意のカスタムPL/SQLプロシージャに基づいて、またはSNMPトラップを送信することで定義できます。4番目のタイプの通知メソッド(Javaコールバック)は、Oracle内部機能をサポートするために存在し、Enterprise Manager管理者が作成または編集することはできません。

「OSコマンド」、「PL/SQL」および「SNMPトラップ」の通知メソッドを定義できるのはスーパー管理者のみです。ただし、Enterprise Managerの管理者は誰でも、(スーパー管理者が定義した)これらの通知メソッドをインシデント・ルールにアクションとして追加できます。

「通知メソッド」ページでは、次の内容を実行できます。

  • インシデント・ルールを使用した電子メール通知を送信する場合の、送信メール・サーバーの設定

  • OSおよびPL/SQLスクリプトとSNMPトラップを使用した、他のカスタム通知メソッドの作成。

  • グローバルな繰返し通知の設定