通知
通常のモニタリング・シナリオでは、ターゲットが使用不可になるか、パフォーマンスのしきい値を超えると、イベントが発生し、適切な管理者に通知が送信されます。Enterprise Managerでは、電子メール、ページャ、SNMPトラップ、Webフック、Slackまたはカスタム・スクリプトの実行による通知がサポートされ、これにより管理者は次のものを通じた通知メカニズムを制御できます。
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通知メソッド
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ルールとルール・セット
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通知ブラックアウト
通知メソッド
通知メソッドは通知を送信する特定の方法を表します。電子メール以外にも、OSコマンド、PL/SQL、SNMPトラップ、WebフックおよびSlackタイプの通知メソッドがあります。通知メソッドの構成時に、電子メールにどのSMTPゲートウェイを使用するか、どのカスタムOSスクリプトを実行するかといった、特定の通知メカニズムと関連付けられた詳細を指定する必要があります。スーパー管理者は、使用できる様々なタイプの通知メソッドの設定を1回のみ行います。
ルールでは、イベントまたはインシデント(1つの重要なイベントまたは関連イベントを含むエンティティ)が発生したときに、管理者への通知やヘルプデスク・チケットのオープンなどの、Enterprise Managerがとる特定のアクションを指示します(「イベント、インシデントおよび問題の管理」を参照)。たとえば、ホスト・ターゲットのCPU使用率がクリティカルな重要度になったら電子メールが送信されることを指定するルールや、インシデントが24時間以内に確認できなかったら管理者のスーパーバイザに通知する別のルールを定義できます。
通知ブラックアウト
通知ブラックアウトを使用すると、エージェントでターゲットのモニタリングを継続しながら通知を停止できます。これにより、Enterprise Managerはより正確にターゲットの可用性情報を収集できます。詳細は、「ブラックアウトおよび通知ブラックアウト」を参照してください。