動的ランブックの使用

ランブック・ユーザーとして、インシデント・マネージャまたは「すべてのメトリック」ページからランブック・セッションを作成できます。

動的ランブック・セッションの開始方法 - YouTubeビデオ

  1. 「Runbookセッション」リージョンに移動し、「Runbookセッションの開始」をクリックします。

    ランブック・セッションの開始ページが開き、セッションを開始するランブックを選択できる表が表示されます。

    ノート:

    インシデント・マネージャ・ランブック・セッション・リージョンから、特定のインシデントに関連するランブックのリストを表示することもできます(詳細は、「関連ランブック」を参照)。関連ランブックのいずれかにアクセスするには、すべての関連ランブック…をクリックして、関連ランブックをリストするランブック・セッションの開始ページを表示します。

  2. 「セッションの開始」をクリックします。そのインシデントまたはメトリックの「Runbookセッション」ページが開きます。インシデント・コンテキストまたはメトリック・コンテキストの詳細がページの上部にリストされます。
  3. 概要および前提条件のステップは、そのランブックの用途、およびそのランブックの後続のステップを実行する前にユーザーに必要な前提条件を示すことが目的となっています。ランブック・セッションを開始する前に、すべての前提条件を満たしていることを確認してください。このステップを完了したら、チェック・ボックスをクリックしてステップが完了したことを示すことができます。
  4. ステップごとに、再生アイコンをクリックして操作を実行し、そのステップによって生成されたライブ診断情報を確認します。ランブック・ステップの横に歯車アイコンが表示されている場合は、そのステップの実行前にユーザーによる入力が必要であることを意味します。ユーザー入力の一例は、ターゲット・データベース用の名前付き資格証明です。入力内容を指定すると、歯車アイコンが再生アイコンに変わります。これは、そのステップを実行できることを示しています。
    図にランブックの歯車アイコンと再生アイコンの例が示されています。

    右側に、インシデント・コンテキストに関連するランブック変数のリストがあります。

    Enterprise Manager 13cリリース5更新21 (13.5.0.21)以降では、他のターゲット・インスタンスのメトリック・ステップが使用可能になります。

    ノート:

    最後のステップは成功基準ステップである必要があり、このステップにより、セッション・ユーザーが、そのユーザーが実行したランブック・ステップによって問題が解決されたことを確認できます。
  5. ランブック・セッションを完了しない場合は、それを開いたままにしておき、それに戻ることができます。セッション所有者のみが、ステップの実行を続行するために戻り、そのランブック・セッションを完了できます。なお、14日間のパージ・ポリシーがあります。つまり、ランブック・セッションは、14日間のうちに完了しないとシステムからパージされることになります。

    ノート:

    デフォルトのパージ・ポリシーは、oracle.sysman.core.runbooks.runbookSessionMinLifeDays OMSプロパティを設定することで延長できます。
  6. ランブック・セッションを終了したら、完了としてマークをクリックします。
    • これにより、そのランブック・セッションが読取り専用モードになります。それ以降は編集もステップの実行もできません。
    • 完了とマークした後は、ランブック・セッションリスト・ページで有効期限を延長することで、そのセッションを長期間保存できます。

有効期限の延長

  • セッションはデフォルトの期間保持され、自動的にパージされます。
  • その期間は、そのセッションが完了としてマークされている場合に延長できます。
  • セッションが保存されるデフォルト期間は14日間です。デフォルトの延長期間は、セッションの開始から45日間です。

    ノート:

    デフォルトのパージ・ポリシーは、oracle.sysman.core.runbooks.runbookSessionMaxLifeDays OMSプロパティを設定することで延長できます。