1 一般的な問題のトラブルシューティング
この項の内容は次のとおりです。
サードパーティのデータベースのためのプラグイン・ユーザーズ・ガイド
エージェントのデバッグ
エージェントにトラックバックされるターゲット・インスタンスで問題が発生した場合、2つの最も有用なツールはエージェント・ログおよびエージェント・メトリック・ブラウザです。デフォルトでは、エージェントはINFOレベルでログに記録するため、より詳細な出力を表示するには、ログ・レベルをDEBUGに変更する必要があります。エージェント・メトリック・ブラウザ(これも有効にする必要があります)には、すべてのターゲット・インスタンスとエージェント設定のリアルタイム・ビューが表示されます。
次の項目について説明します。
ログ・レベルの設定
一部の問題の場合は、問題の根源を調べる最適な方法は、エージェント・ログを確認することです。ただし、エージェント・ログには、デフォルトで必要なすべての情報が含まれない可能性があります。問題の特定に必要な詳細レベルを取得するには、DEBUGレベルでロギングを有効にする必要がある場合があります。これを行うには、emd.properties
ファイルを編集する必要があります。
$AGENT_BASE_DIR/agent_inst/sysman/config/emd.properties
次のエントリを探します。
Logger.log.filename=gcagent.log Logger.log.level=INFO
2番目のエントリを次のように変更します。
Logger.log.level=DEBUG
設定を有効にするには、エージェントを再ロードまたは再起動します。
gcagent.log
ファイルでDEBUGという単語が含まれる文が追加され始めたら、変更が実行されていることを確認できます。
この設定は未処理の問題を解決するのに適していますが、問題が解決した後で、最大のパフォーマンスを得るためにエージェントのログ・レベルをINFOに戻す必要があります。
メトリック・ブラウザをオンにする
メトリック・ブラウザをオンにするには、前述のようにemd.properties
ファイルを編集します。
$AGENT_BASE_DIR/agent_inst/sysman/config/emd.properties
次の2つのパラメータを追加します。
_enableMetricBrowser=true _metricBrowserNoLogin=true
設定を有効にするには、エージェントを再ロードまたは再起動します。次に、ブラウザ・ウィンドウを開き、次のURLに移動します。
http://<agent_host>:<agent_port>/emd/browser/main
emd.properties
ファイルのEMD_URL
はほとんど同じものであるため、これをURLのモデルとして使用できます。
このブラウザ・インタフェースを使用すると、エージェントが監視しているターゲット・インスタンスにリアルタイム・アクセスを向けることができます。インスタンスをクリックしてから、ターゲット・インスタンス内の任意のメトリックをクリックすると、そのターゲット・インスタンスのエージェントによるそのメトリックのリアルタイム・コレクションが表示されます。メトリックのいずれかに問題がある場合、メトリックのコレクションの結果として発生したエラーがページに表示されるため、このインタフェースに問題の理由が示されます。