パフォーマンス・データ配分の分析
データベースの数が多いExadataシステムでは、パフォーマンス・データ配分セクションに、特定の時点でのI/O使用率のクイック・ビューが表示されます。デフォルトでは、このセクションのバブル・チャートには、前述の表で選択したすべてのデータベースのデータが、I/O使用率の履歴セクションの履歴チャートの最後のデータ・ポイントに対応するデータを使用して表示されます。バブル・チャートのデータ・ポイントは、履歴チャートの特定の時間をクリックすることで変更できます。チャートの各バブルは、データベースI/Oパフォーマンスの3つのディメンションを示しています:
- バブルのサイズは、IORM待機時間を表します。
- X軸は、小さいI/Oレスポンス時間を表します。
- Y軸は、「メトリック・タイプ」での選択に基づいて、I/O使用率、1秒当たりのI/OリクエストまたはI/Oスループットを表します。
たとえば、「メトリック・タイプ」が「I/O使用率(%)」と指定されている場合、IORM待機時間、小さいI/Oレスポンス時間およびI/O使用率が高いデータベースは、チャートの右上の象限に大きなバブルとして表示されます。これらは、潜在的なI/Oパフォーマンスの低下が複数のディメンションで示されるため、最も注意が必要と考えられるデータベースです。
