Exadataフリート・メンテナンスのパッチ適用操作
Oracle Enterprise ManagerでFPPサーバーおよびクライアントを構成して登録し、ゴールド・イメージを作成し、ターゲットをイメージにサブスクライブしたら、イメージをデプロイし、検証を実行してターゲットを更新する準備ができました。
Exadataターゲットに正常にパッチを適用するために必要な操作のリストを次に示します。最初のステップはイメージのデプロイで、続いてオプションの検証を発行し、最後にイメージ更新を実行します。
パッチのデプロイメントまたは更新(あるいはその両方)を実行するUIフローについては、「フリート・メンテナンスUIを使用したExadataインフラストラクチャへのパッチ適用」を参照してください。
REST API Exadataパッチ適用操作については、『Oracle Enterprise ManagerのREST API』の「データベース・メンテナンス - Oracle Fleet Patching And Provisioning (FPP)の使用のRESTエンドポイント」を参照してください。
フリート・メンテナンスUIを使用したExadataインフラストラクチャへのパッチ適用
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Oracle Enterprise Managerメニューで、「ターゲット」をクリックし、「Exadata」を選択します。「エンジニアド・システム」ページで、「アクション」をクリックし、「フリート・メンテナンス」を選択します。
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「ターゲット」ページで、Exadataコンポーネントのサブスクライブ先となるFPPイメージを選択します。「イメージ」でフィルタ処理すると、使用するゴールド・イメージを選択できます。サポートされているコンポーネントには、Exadataストレージ・セル、ネットワーク・スイッチおよびホストの3つがあります。イメージを選択すると、「ターゲット・タイプ」が自動的に移入されます。
「更新」
が「操作」の下に表示されていることを確認します。 -
パッチのデプロイメントまたは更新(あるいはその両方)が必要なすべてのExadataインフラストラクチャ・ターゲットを選択し、「次」をクリックします。
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「タスク」ページで、「ソフトウェア・デプロイメント」が自動的に選択されます。
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パッチをステージングする「デプロイメント・パス」を入力し、「開始」時間を指定します。
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デプロイと更新の両方を同時に行う場合は、Exadataの更新オプションを選択し、「開始」時間を指定します。
更新のスケジュール時間に指定できるのは、「即時/自動」または「後で」のいずれかです。「即時」を選択すると、デプロイメント・タスクが正常に完了した直後にパッチ適用タスクが開始されます。「後で」を選択する場合は、問題発生に備えて、操作間に十分な時間があることを確認してください。
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「資格証明」セクションで、使用するFPP RESTユーザー資格証明を指定します。
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「オプション」で、「作業ディレクトリ」を入力し、デプロイメントおよび更新操作用のFPPオプションをさらに追加します。
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すべてのフィールドを入力して確認したら、「次」をクリックします。
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「確認」ページで、入力したすべての情報が正しいことを確認し、「検証」をクリックします。「クイック」を選択してクイック検証を実行するか、「完全」を選択して完全な検証を実行します。完全な検証では、デプロイメント・プロシージャが発行され、
-eval=true
フラグを指定してFPPコマンドが発行されます。検証が正常に完了したら、「発行」をクリックして操作を発行します。プロシージャの名前を入力し、「発行」を再度クリックします。
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「進捗の監視」をクリックすると、「プロシージャ・アクティビティ」ページに操作が表示されます。
プロシージャが正常に完了すると、Exadataインフラストラクチャが更新されています。