ゴールド・イメージを現行としてマーク

更新されたバージョンのイメージが作成されたら、この新しいバージョンを現行としてマークする必要があります。これは、今後のパッチ適用操作では、この現行バージョンに基づいてパッチを適用することを示します。

ゴールド・イメージのマーキングには、2つの部分からなるサイクルがあります:

  • 初期パッチ適用サイクル:
    1. パッチ適用のベースラインとして機能するゴールド・イメージを作成します。「ゴールド・イメージの作成」ステップ2を参照してください。
    2. 最初に作成したゴールド・イメージにターゲットをサブスクライブします。
    3. ゴールド・イメージを使用してターゲットにパッチを適用します。
  • 繰返しパッチ適用サイクル:
    1. 既存のゴールド・イメージの新しいバージョンを作成します。「ゴールド・イメージの作成」ステップ3を参照してください。
    2. 最新バージョンを現行としてマーク
    3. 最新バージョンのゴールド・イメージを使用してターゲットにパッチを適用します。

Exadataタイプに基づいてゴールド・イメージを現行に設定するEMCLIコマンド形式:

  • ストレージ・サーバーのEMCLIコマンド形式:

    emcli db_software_maintenance 
    -updateVersionStatus
    -version_id="166E5A0FA92D6D46E063DF034B64E21E" 
    -status="CURRENT"
    -image_id="15314B07900969F6E063DF034B64F40C"  
    -targetType="oracle_exadata"
    -imageFile="/home/<user name>/FPP/p34568888_221300_Linux-x86-64";
  • スイッチのEMCLIコマンド形式:

    emcli db_software_maintenance 
    -updateVersionStatus
    -version_id="166E5A0FA92D6D46E063DF034B64E21E" 
    -status="CURRENT"
    -image_id="15314B07900969F6E063DF034B64F40C"  
    -targetType="oracle_si_netswitch"
    -imageFile="/home/<user name>/FPP/p34568888_221300_Linux-x86-64";
  • データベース・ノードのEMCLIコマンド形式:

    emcli db_software_maintenance 
    -updateVersionStatus
    -version_id="166E5A0FA92D6D46E063DF034B64E21E" 
    -status="CURRENT"
    -image_id="15314B07900969F6E063DF034B64F40C" 
    -targetType="host"
    -imageFile="/home/<user name>/FPP/p34568888_221300_Linux-x86-64"
    [-patchManagerLocation="dbserver_patch_220810";]

    [ ]は、オプションのパラメータを意味します。

updateVersionStatus動詞の詳細は、コマンドライン・インタフェース・リファレンスdb_sm_updateversionstatusを参照してください。