はじめに

Oracle Enterprise Managerでは、次のパックによって、エンジニアド・システムの高度な管理および監視が提供されるようになりました:

  • Exadata管理パックは、オンプレミス、Cloud@Customer、Oracle Cloud Infrastructure、マルチクラウドにわたるハイブリッドExadataフリートの他、これらのシステムで実行されているデータベースに対して、高度なモニタリング、管理および診断機能を提供します。

  • Zero Data Loss Recovery Appliance管理パックは、1つ以上のリカバリ・アプライアンスへのデータベース・フリート・バックアップの管理と、リカバリ・アプライアンスのフリートのモニタリングおよび管理のための高度な機能を提供します。

一部の機能は両方のパックに共通です。

このマニュアルでは、Oracle Enterprise Managerでこれらのパックを設定して使用し、各エンジニアド・システムのための、UIおよびEMCLIでの充実した管理機能およびモニタリング機能にアクセスする方法を説明します。これらのパックを使用すると、次の機能にアクセスできます:

  • Exadataおよびリカバリ・アプライアンスの容量、インベントリ、パフォーマンスを分析するための豊富な多層ダッシュボード。
  • Exadataおよびリカバリ・アプライアンス・フリート全体でAutonomous Health Frameworkをモニタリングおよび管理するための包括的なUIコンソールおよびツール。
  • データベース・サーバー、ストレージ・サーバー、スイッチなどのExadataインフラストラクチャ・コンポーネントにパッチを適用するためのUI、EMCLIおよびRESTインタフェース。
  • Exadataシステム内のデータベースCPU使用率を分析するためのUIツールおよびレポート。
  • Exadata Cloudシステムのデータベース・トポロジおよびインベントリをビジュアル化するためのUIコンポーネント。
  • Oracle Exadata Database MachineのExascaleストレージ構成をビジュアル化するためのUIコンポーネント。
  • 拡張バックアップ・トポロジを含め、複数のリカバリ・アプライアンスへのデータベース・フリート・バックアップの構成および管理を合理化するためのUIおよびEMCLIワークフロー。
  • リカバリ・アプライアンスからテープへのデータベース・フリート・アーカイブ・バックアップを管理するためのUIワークフロー。

このドキュメントのコンテキストでは、エンジニアド・システムには、Oracle Exadata Database MachineZero Data Loss Recovery ApplianceおよびExadata Cloud (Oracle Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureOracle Exadata Database Service on Cloud@Customerを含む)の1つ以上が含まれます。

対象読者

このガイドは、Exadataおよびリカバリ・アプライアンスの管理者と、リカバリ・アプライアンスの宛先へのデータベース・バックアップの管理を担当するデータベース管理者を対象としています。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポート・サービスへのアクセス

サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

関連リソース

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

規則 意味

太字体

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

イタリック体

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

等幅体

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。