2 Exadata Cloudターゲットの検出

コンソールを使用したExadata Cloudターゲットの検出

  • Oracle Enterprise Manager 24aiリリース1更新3 (24.1.0.3)以降、Exadata CloudターゲットでExascaleストレージ管理テクノロジのサポートが使用可能になりました。

  • Oracle Enterprise Manager 24aiリリース1更新3 (24.1.0.3)以降、検出フローはMulticloud@Google CloudおよびMulticloud@AWSターゲットをサポートしています。

  • Oracle Enterprise Manager 24.1リリース更新01以降、Oracle Enterprise ManagerOracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureターゲットの検出が使用可能になりました。

  • Oracle Enterprise Manager 24.1ベース・リリース以降、検出フローはMulticloud@Azureターゲットをサポートしています。

  • Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新21以降、検出フローは単一ノードVMクラスタをサポートしています。

  • Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新14以降では、Oracle Enterprise ManagerOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureターゲットの検出を使用可能になりました。この検出は、Oracle Autonomous VMクラスタおよびExadata VMクラスタの検出と統合されています。

  • Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12以降では、Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customerターゲットの検出は、Oracle Autonomous VMクラスタおよびOracle Storage Serverの検出と統合されています。

  • Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新10以降、Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customerターゲットの検出は、Exadata VMクラスタの検出をサポートしています。

X8MおよびX9MタイプのExadata VMクラスタ・ターゲットは、マルチVMクラスタです。

開始前に、前提条件のタスクが完了していることを確認してください。

ノート:

Oracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureターゲットは、コンソールでExadata VMクラスタの最上位リソースとして使用できます。コンソールにExadataインフラストラクチャ・リソースは関連付けられていません。独自の関連付けられたExascale Database Storage Vaultリソースがあり、関連付けられたExadata Storage Serverはありません。Exadata VMクラスタのECPUおよびノード数をスケーリングできます。

Exadata Cloudターゲットを検出するステップを次に示します:

  1. 検出ウィザードを開きます

    1. Oracle Enterprise Managerメニューから、「設定」「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。

    2. 「ターゲットの手動追加」ページで、「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。

    3. 「ガイド付きプロセスを使用した追加」ダイアログ・ボックスの「ガイドされた検出」列で、Exadata Cloudを選択して「追加」をクリックします。

      Exadata Cloudオプションには、「Autonomous Exadata VMクラスタ」「Exadata VMクラスタ」「Oracle Exadata Storage Server」「Oracle Exadata Storage Serverグリッド」および「Exadataインフラストラクチャ」などのターゲットが含まれます。

      Exadataインフラストラクチャには、クラウド・ターゲットOracle Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureおよびOracle Exadata Database Service on Cloud@Customerが含まれます。

      Exadata VMクラスタには、クラウド・ターゲットOracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureが含まれます。

    Exadata Cloudの検出ページが開きます。

  2. モニタリング・エージェントの詳細を指定します

    1. 「モニタリング・エージェント」で、OCI REST APIエンドポイントにアクセスできるエージェントを選択します。「エージェントのインストール」を参照してください。

    2. オプションで、エージェントを「バックアップ・エージェント」として指定することもできます。モニタリング・エージェントとして指定されているエージェントが停止している場合は、バックアップ・エージェントが、ターゲットをモニターするために自動的に割り当てられます。

  3. Oracle Cloud Infrastructure (OCI)の詳細を指定します

    Oracle Cloud Infrastructureにサインアップすると、Oracleによって1つのリージョンにテナンシが作成されます。これがホーム・リージョンです。これには、アカウント情報およびアイデンティティ・リソースが含まれています。サブスクライブされたリージョンは、後で別の地理的な場所のリソースにアクセスするためにサブスクライブしたリージョンです。

    ガイド付き検出プロセスでは、一度に1つのサブスクライブ済リージョンでExadata Cloudリソースの検出が実行されることに注意してください。

    1. テナンシがプロビジョニングされる「ホーム・リージョン」を選択します。対象のリージョンがメニューにリストされていない場合は、「その他」を選択します。

      ホーム・リージョンとして「その他」を選択すると、隣のテキスト・ボックスにリージョン識別子を指定できるようになります。「リージョン識別子」列から、Oracle Cloud Infrastructureドキュメント: リージョンおよび可用性ドメインにリストされているリージョンに対応するものを選択します

    2. OCIの名前付き資格証明で、メニューから、前提条件タスクの一環として特定したOCIアカウントに関連付けられている名前付き資格証明を選択します。返されるクラウド・リソースのリストは、APIキーが提供されているユーザーの権限によって決まります。

    3. 検出を実行するサブスクライブ済リージョンを選択します。このメニューで使用可能なオプションは、ホーム・リージョン、OCIの名前付き資格証明およびモニタリング・エージェントの選択に基づいて更新されます。

    「次」をクリックします。

  4. 検出するExadata Cloudターゲットを選択します

    「検出されたターゲット」で、検出するExadata Cloudインフラストラクチャのホスト・ターゲットを選択します。表の列(「デプロイメント・タイプ」すでに管理されているターゲットなど)は、適切なターゲットの選択に役立ちます。

    Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customerターゲットの場合、デプロイメント・タイプはCloud@Customerです。Oracle Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureターゲットおよびOracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureターゲットの場合、デプロイメント・タイプはOracle Cloud Infrastructureです。

    Oracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureターゲットの場合、インフラストラクチャ・タイプはSharedです。他のExadataインフラストラクチャ・ターゲットのインフラストラクチャ・タイプは、Dedicatedです。

    様々なExadata Cloudターゲットを、次のアイコンを使用して識別できます。

    • Exadata Database on Exascale Infrastructure VMクラスタ: Exadata Database on Exascale Infrastructure VMクラスタ・アイコン
    • Autonomous Exadata VMクラスタ: Autonomous Exadata VMクラスタ
    • Exadata Infrastructure: Exadata Infrastructureクラウド・ターゲット
  5. ストレージ・サーバーの詳細を指定します(オプション)。

    このオプションは、Oracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructureターゲットでは使用できません。

    検出の開始前に、VMクラスタ・ホストのいずれかにモニタリング・エージェントをインストールした場合、ストレージ・サーバーの資格証明列にストレージ・サーバーの資格証明の設定ボタンが表示されます。ボタンをクリックします。ストレージ・サーバーの資格証明の設定ダイアログ・ボックスが開きます。

    ストレージ・サーバーの資格証明のメニューから、前提条件タスクの一環として識別したストレージ・サーバーに関連付けられている名前付き資格証明を選択します。

    OCI VMクラスタでは、ストレージ・サーバーを監視するエージェントがあるVMクラスタを選択します。

    「モニタリング・メカニズム」で、ExaCliまたは「RESTful API」から選択します。「RESTful API」を選択した場合は、「HTTPSプロトコル」を指定し、該当する場合は「信頼自己署名証明書」を有効にします。

    「保存」をクリックします。

    この時点で、検出するExadata Cloudインフラストラクチャ・ホスト・ターゲットの選択に基づいて、その基にあるすべてのVMクラスタ、Autonomous VMクラスタ、およびストレージ・サーバーが自動的に検出されます。

  6. この後で、インフラストラクチャ・ターゲットにさらに子ターゲットが追加された場合は、それらが含まれるように検出プロセスを再実行できます。

    「次」をクリックします。

  7. ターゲットの選択を確認します

    前のステップで選択したインフラストラクチャ・ターゲットに基づいて、サマリーが表示されます。ストレージ・サーバーの詳細を指定した場合は、サマリーにExadataグリッド・ターゲットも含まれます。

    検出を完了するには、「送信」をクリックします。

検出プロセスの完了後に、検出のサマリーが表示されます。すべてのターゲットとその検出ステータスを記録できます。リストされるターゲット・タイプは、「Oracle Exadata Storage Serverグリッド」、「Exadataインフラストラクチャ」、「Oracle Exadata Storage Server」、「Exadata VMクラスタ」および「Autonomous Exadata VMクラスタ」です。

ターゲットのホーム・ページを表示するには、すべてのExadataシステムを表示をクリックします。「Oracle Exadataデータベース・マシンおよびクラウド・サービス」ページが表示されます。