フリート・メンテナンスを使用したPDBの更新およびアップグレード
Oracle Enterprise Managerのフリート・メンテナンスでは、データベースのパッチ適用およびアップグレードを完全かつ直感的に行う方法が提供されます。PDBにパッチを適用しアップグレードするには、次のステップに従います:
概要

パッチ適用およびアップグレードのステップ
パッチ適用を開始する前に、次を確認します:
-
ターゲット・パッチ・レベルに既存のCDBがあるか、PDBを正常にパッチ適用またはアップグレードするために、OCIコンソールまたはターゲット・パッチ・バージョンのクラウド・ツールを使用して新しいCDBが作成されていること。
-
ターゲットCDBホームのゴールド・イメージが、EMCLIまたはREST APIを使用して作成されていること。必要に応じて、フリート・メンテナンス・ハブを使用し、UIを使用してゴールド・イメージを作成することもできます。フリート・メンテナンス・ハブを参照してください。
-
CDBレベルのターゲットが、EMCLIまたはREST APIコマンドを使用してサブスクライブされていること。これらにより、PDBレベルのターゲットがサブスクライブされます。
- フリート・メンテナンス操作の実行を開始するには、「ターゲット」に移動して「データベース」を選択します
- 「管理」、「フリート・メンテナンス」の順に選択します。「フリート・メンテナンス」ホームページで、
- 「イメージ」ドロップダウン・メニューからゴールド・イメージを選択します。
- ターゲット・タイプ「プラガブル・データベース」を選択します。
- 「操作」ドロップダウン・メニューで、要件に基づいて
「更新」
または「アップグレード」
を選択します。 - パッチを適用するまたはアップグレードするPDBターゲットを選択し、「次」をクリックします。
- 「操作」画面内で、メンテナンス・タスクの下で実行する操作にチェックマークを付けます。
- 「メンテナンス・タスク」で、宛先CDBとして「既存のCDBのアタッチ」を選択します。
- 既存のCDBのアタッチ・セクションで、宛先CDBを選択します。
- PDBの更新: 開始時間を選択するか、前のステップの後に自動的に開始するように設定します。
- 通常ホスト、特権ホストおよびデータベース資格証明の「資格証明」を入力します。名前付き資格証明と優先資格証明のどちらを使用するかを選択できます。Exadata Cloud RACの場合は、通常ホスト資格証明にOPCユーザーを使用します。
- 「オプション」で、「作業ディレクトリ」を設定し、必要に応じて、更新の前または後に実行できるカスタム・スクリプトをアップロードできます。「次」をクリックします
- 「確認」画面で、前の画面で入力したすべてのオプションを確認します。送信前に、「検証」をクリックして、フリート・メンテナンス操作の「クイック」または「完全」検証を実行します。
- フリート・メンテナンス操作を開始するには、「発行」をクリックします。
フリート・メンテナンスのアクティビティの詳細は、『Oracle Enterprise Managerデータベース・ライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』のフリート・メンテナンス・ハブを参照してください。