1 コネクタの概要

IBM Tivoli Netcool/OMNIbus RESTイベント・コネクタにより、Tivoli Netcool/OMNIbusのREST APIを介してOracle Enterprise ManagerがIBM Tivoli Netcool/OMNIbusと統合され、Oracle Enterprise ManagerからIBM Tivoli Netcool/OMNIbusへのイベント情報の共有が可能になります。

コネクタはOracle Enterprise Managerからのすべてのイベントをモニターし、Netcool/OMNIbusでのアラート情報を自動的に更新します。コネクタでは、次の機能がサポートされています。

  • Oracle Enterprise Managerからのイベント情報のIBM Tivoli Netcool/OMNIbusでの共有。

  • Oracle Enterprise ManagerとIBM Tivoli Netcool/OMNIbusとの間でのイベントとアラートのマッピングのカスタマイズ。

  • Oracle Enterprise Managerのイベント変更とIBM Tivoli Netcool/OMNIbusのアラートとの同期。

サポートされるバージョン

このコネクタでは、次のバージョンのOracle Enterprise ManagerおよびIBM Tivoli Netcool/OMNIbusがサポートされています。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース5 (13.5)以上のバージョン。

  • IBM Tivoli Netcool/OMNIbus 8.1。

IBM Tivoli Netcool/OMNIbus RESTイベント・コネクタは、IBM Tivoli Netcool/OMNIbusのREST APIコンポーネントを介して通信し、Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース5 RU 10 (13.5.0.10.0)以降のバージョンとともに機能します。

再試行

コネクタ構成ページで使用できる「再試行」セクションでは、失敗したチケット発行リクエストを有効期限(構成可能)まで再試行する必要があるかどうかを指定できます。「再試行」オプションを有効にすると、リクエストが初めて失敗したときにチケッティング・リクエストを再送信するかどうかを指定するオプション、および再試行を中止するまでの時間を指定するオプションを使用できます。Enterprise Managerでは、リクエストが成功するか、または再試行間隔の期限が切れるまで、2分ごとに再試行します。