1.3 Oracle GoldenGate Veridataのアーキテクチャ

Oracle GoldenGate Veridataのアーキテクチャは、次のもので構成されています:

図1-1 Oracle GoldenGate Veridataのアーキテクチャ

Oracle GoldenGate Veridataのアーキテクチャ
  • Veridataエージェント

    DBシステム上またはリモートで実行される軽量のJavaプログラムです。Veridataエージェントは、ソースDBまたはターゲットDBと対話して、データ行のブロック、列レベルの詳細をフェッチして返し、修復のための更新を実行します。

  • Veridataサーバー

    データの比較、同期されていないデータの確認、データの修復、レポートの作成を行います。また、他のすべてのコンポーネント間でジョブを調整します。

  • リポジトリ・データベース

    Oracle GoldenGate Veridata 23cでは、メタデータの格納にMySQL Serverデータベースのみがサポートされます。

このアーキテクチャは、3つの主要なユーティリティで構成されています。

  • Vericomユーティリティ

    これはコマンドライン・インタフェースです。Veridataコマンドライン・インタフェースGUIで実行されるすべての管理タスクは、このユーティリティを使用して実行できます。

  • エクスポート・ユーティリティとインポート・ユーティリティ

    既存のOracle GoldenGate Veridataの構成ファイルをエクスポートし、それをVeridata 23cにインポートするために使用します。これらのユーティリティは、主にOracele GoldenGate Veridataサーバーの移行プロセスで使用されます。インポート・ユーティリティは、Replicatプロセス・パラメータ・ファイルを使用した比較ペア、グループおよびジョブの作成でも役立ちます。