3.1.1.1 データのインポート
(クラウド用)オブジェクト・ストレージを使用して、データベースにデータをインポートします。
クラウド・アカウントを使用する場合、データのインポート・メソッドの1つはObject Storageを使用するメソッドです。 データ・セットをオブジェクト・ストレージにアップロードします。 オブジェクト・ストレージURIは、別のprocedure.Youで使用され、Oracle Databaseツールを使用してOracle Autonomous Database (Autonomous Data Warehouse [ADW]またはAutonomous Transaction Processing [ATP])およびOracleとサード・パーティのデータ統合ツールにデータをロードできます。 次のようにデータをロードできます。
- クライアント・コンピュータのローカル・ファイルから、または
- クラウドベースのオブジェクト・ストアに格納されているファイルから
データ・ファイルをオブジェクト・ストレージ・バケットにアップロードするステップに従います。
- クラウド・アカウントにログインします。
- 左側のハンバーガ・メニューをクリックし、メニューから「ストレージ」を選択します。
- 「オブジェクト・ストレージおよびアーカイブ・ストレージ」オプションから「バケット」を選択します。
- データをアップロードするコンパートメントを選択します。
- 「バケットの作成」をクリックします。
- バケットの名前を入力します。 たとえば、Bucket1です。 残りのフィールドはデフォルトのままにします。
- 「作成」をクリックします。
- 作成したバケットをクリックします。 下にスクロールし、「オブジェクト」の下の「アップロード」をクリックします。
- 「オブジェクト名接頭辞」フィールドは空白のままにします。 「ファイルを選択」をクリックして、アップロードするデータ・ファイルに移動するか、データ・ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。 このユースケースでは、変更された.csvファイルを選択します。
- 「アップロード」をクリックします。 データ・ファイルが「オブジェクト」の下に表示されます。
- データ・ファイルの右側にある省略記号をクリックしてメニューを表示します。 「オブジェクト詳細の表示」をクリックします。
- URL PATH (URI)をテキスト・ファイルにコピーします。 このURIは、
DBMS_CLOUD.COPY_DATA
プロシージャで使用されます。
このプロシージャでは、クラウド・アカウントにデータ・ファイルが格納されるオブジェクト・ストレージを作成します。
認証トークンの作成
認証トークンは、DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIAL
プロシージャで必要です。 クラウド・アカウントで認証トークンを生成できます。
- ADW Cloudアカウントにログインします。
- コンソールの右上隅の人間の形をしたアイコンの上にマウス・カーソルを置き、ドロップダウン・メニューから「ユーザー設定」をクリックします。
- コンソール左側にある「リソース」で認証トークンをクリックします。
- 「トークンの生成」をクリックします。 ポップアップ・ダイアログが表示されます。
- 説明を入力します(オプション)。
- 「トークンの生成」をクリックします。
- 生成されたトークンをテキスト・ファイルにコピーします。 トークンは表示されなくなります。
- 「閉じる」をクリックします。
オブジェクト・ストレージ資格証明の作成
オブジェクト・ストレージ資格証明は、DBMS_CLOUD.COPY_DATA
プロシージャで使用されます。
- OML Notebooksページにログインして、ノートブックを作成します。 「ノートブック・クラシックの作成」を参照してください
- 作成したばかりのノートブックを開きます。
- 次の問合せを入力してオブジェクト・ストレージ資格証明を作成します。
%script begin DBMS_CLOUD.create_credential ( credential_name => 'CRED', username => '<your cloud account username>', password => '<your Auth Token>' ); end; /
--------------------------- PL/SQL procedure successfully completed. ---------------------------
問合せを詳しく見てみます。
credential_name
: 格納する資格証明の名前。 任意の名前を指定します。 ここで、CREDは指定された名前です。username
: これは、クラウド・アカウントのユーザー名です。password
: 認証トークンの生成後にコピーした認証トークンのパスワードを入力します。
- 再生アイコンをクリックして、ノートブック内の問合せを実行します。 資格証明はADWユーザー・スキーマに格納されます。
- 別のパラグラフで、次の問合せを実行してユーザー資格証明を確認します。
SELECT* FROM USER_CREDENTIALS;
親トピック: データのロード