16 グラフ分析を使用したアプリケーションの開発
グラフ・アルゴリズムを実行するために、グラフ・アプリケーションは中間層のグラフ・サーバー(PGX)に接続し、Oracle Databaseに接続します。
- グラフ・サーバー管理者ダッシュボードの使用
グラフ・サーバー管理者は、管理者ダッシュボードを使用して、グラフ・サーバー(PGX)のメモリー使用量を効率的に追跡および管理できます。 - 頂点IDとエッジIDについて
グラフ・サーバー(PGX)では、グラフ内の頂点およびエッジごとに一意の識別子が存在することをデフォルトで強制されます。 - グラフ・サーバー(PGX)でのグラフ管理
グラフをグラフ・サーバー(PGX)にロードし、グラフの公開、格納、削除などの様々な操作を実行できます。 - Oracle Databaseのグラフとグラフ・サーバーの同期の維持
FlashbackSynchronizer
APIを使用すると、データベースでのグラフに対する変更をメモリー内の対応するPgxGraph
オブジェクトに自動的に適用できるため、両方の同期が保たれます。 - グラフ・サーバー(PGX)での読取りおよび更新用のグラフの最適化
グラフ・サーバー(PGX)には、他の読取りまたは更新のために最適化されたグラフを格納できます。このことは、グラフ・サーバーでグラフ・インスタンスに対して直接更新が行われる場合にのみ関連します。 - 組込みアルゴリズムの実行
グラフ・サーバー(PGX)には、一連の組込みアルゴリズムが含まれており、Java APIとして使用できます。 - カスタムPGXグラフ・アルゴリズムの使用
カスタムPGXグラフ・アルゴリズムを使用すると、Java構文でグラフ・アルゴリズムを記述し、それを自動的にコンパイルして効率的なパラレル実装にできます。 - PGXでのユーザー定義関数(UDF)
ユーザー定義関数(UDF)を使用すると、PGXのユーザーはPGQL問合せまたはカスタム・グラフ・アルゴリズムにカスタム・ロジックを追加して、組込み関数をカスタム要件で補完できます。 - ライブラリとしてのグラフ・サーバー(PGX)の使用
PGXをアプリケーションのライブラリとして使用すると、グラフ・サーバー(PGX)インスタンスはJavaアプリケーションと同じJVMで実行され、すべてのリクエストがリモート・プロシージャ呼出しではなく直接ファンクション・コールに変換されます。
親トピック: グラフ・サーバー(PGX)の使用