2 データベースのインストールによるOracle Data Minerのサポート

この章では、Oracle Data MinerをサポートするOracle AI Databaseのインストールおよび構成方法について説明します。

2.1 Oracle Data Minerのデータベース要件

Oracle Data Miner 18.3以降には、Oracle Database Enterprise EditionまたはPersonal Editionの11.2.0.4以降が必要です。

データベースがこの要件を満たしているかどうかを確認するには、database_compatible_level設定を問い合せます。この値が11.2以上である必要があります。

SELECT VALUE FROM database_compatible_level;

ノート:

Oracle Data Miner 18.3以降の一部の機能には、Oracle Database 12.2以降が必要です。

表2-1に、Oracle Data Minerに関するデータベースのインストールおよび構成の要件を示します。

表2-1 Oracle Data Minerのデータベース要件チェックリスト

機能 要件 詳細な情報へのリンク

データベースのバージョン

11.2.0.4以上

Oracle Database 11.2.0.4以降のインストール

Oracle Machine Learning

Oracle Data Minerのインストールに必要。

Oracle Data MinerおよびOracle Machine Learning

Oracle Text

Oracle Data Minerのインストールに必要

Oracle TextとOracle Data Miner

XML DB

Oracle Data Minerのインストールに必要

XML DBとOracle Data Miner

記憶域構成

データベースのバージョンにより、バイナリXML記憶域またはオブジェクト・リレーショナル記憶域に構成が必要

Oracle Data Minerの記憶域構成

AL32UTF8文字セット

マルチバイト文字データや、その他のデータ形式に必要

データベースは、AL32UTF8をサポートするように構成することを推奨

Oracle Database 19c: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド

Oracle Database 18c: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド

Oracle Database 12.2: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド

Oracle Database 12.1: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド

Oracle Machine Learning for R

Oracle Data MinerのSQL問合せノードで埋め込みRスクリプトの実行に必要

Oracle Machine Learning for Rインストレーションおよび管理ガイド

Oracle Database Examples

Oracle Data Minerのサンプル・データに必要Oracle Textのナレッジ・ベースで必要になる可能性あり

Oracle Database 19c: Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド

Oracle Database 18c: Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド

Oracle Database 12.2: Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド

サンプル・スキーマ

Oracle Data Minerの一部のサンプル・データに必要

Oracle Database 12.2: SHサンプル・スキーマはOracle Database 12.2には付属していません。サンプル・データをインストールするには、Oracle Databaseサンプル・スキーマに移動します

Oracle Database 12.1: Oracle Databaseサンプル・スキーマ

2.2 Oracle TextとOracle Data Miner

Oracle Data Minerは、Oracle Textを利用してテキスト・マイニングをサポートします。Oracle Textは、Oracle AI Database Enterprise Editionにデフォルトで付属しており、Oracle Data Minerのインストールに必須です。

テキスト変換中のテーマ生成をサポートするには、Oracle Textナレッジ・ベースが必要です。Oracle Textのこの機能をサポートする必要があり、データベースでまだ使用できない場合は、Oracle AI Database Examplesのインストールで入手できます。Oracle Textナレッジ・ベースは、英語とフランス語で使用できます。

2.3 XML DBとOracle Data Miner

Oracle Data Minerは、XML DBを使用して、ワークフローをOracle Data Minerリポジトリに格納します。XML DBは通常、Oracle AI Database Enterprise Editionにデフォルトで付属しており、Oracle Data Minerのインストールに必須です。

XML DBがデータベースに存在するかどうかを確認する、あるいはXML DBを手動でインストールする手順は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください

Oracle Data Minerリポジトリにあるワークフロー・ドキュメントは、XMLType型であり、これは次の記憶域モデルを提供する抽象データ型です。

  • オブジェクト・リレーショナル記憶域: XMLTypeデータは、一連のオブジェクトとして格納されます。

  • バイナリXML記憶域: XMLTypeデータは、XMLデータ専用に設計された事後解析のバイナリ形式で格納されます。

Oracle Data Minerは以前のバージョンのデータベースではオブジェクト・リレーショナル記憶域を使用し、新しいバージョンではバイナリXML記憶域を使用します。

2.4 Oracle Data Minerの記憶域構成

Oracle Data Minerで使用される記憶域の形式は、データベースのバージョンによって異なります。

Oracle Database 11.2.0.4以上では、Oracle Data MinerはバイナリXML記憶域を使用します。

バイナリ記憶域では、200MBの表領域割当てに、およそ1000の適度に複雑なワークフロー(およそ35のノード)を格納できます。バイナリ記憶域を使用するには、ODMRSYSを、Automatic Segment Space Management (ASSM)で管理される表領域に作成する必要があります。

次の文は、Oracle ASSM表領域の作成方法を示しています。

CREATE TABLESPACE DMUSER_AUTO DATAFILE 'DMUSER_AUTO.dat' size 20m 
     autoextend on next 32m maxsize UNLIMITED extent management local
     AUTOALLOCATE SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO;

2.5 Oracle Database 11.2.0.4以降のインストール

Oracle Databaseをインストールするには、ご使用のプラットフォームのインストール手順およびその他のすべての手順に従ってください。

インストール手順およびその他のすべての手順は、「Oracle Data Minerのデータベース要件」で指定されています。

一部のOracle Databaseインストレーション・ガイドのリストを次に示します。

2.6 Oracle AI Databaseスキーマへの接続

SQL DeveloperインターフェイスからOracle AI Databaseスキーマに接続できます。

SQL Developerインターフェイスから、Oracle AI Databaseインスタンスへの接続を作成または編集できます。ここでは、Oracle Net (SQL*Net)へのアクセスを提供しません。Oracle Data Minerは、Oracle AI Database Cloud製品およびOracle AI Database Exadata Cloud Serviceをサポートしています。

関連項目:

Oracle AI Database Cloud製品のスキーマ・サービス・インスタンスへの接続の作成または編集の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。