Oracleインベントリの構成(UNIX/Linux)
UNIXまたはLinuxオペレーティング・システムにインストールする場合で、Oracle Universal InstallerによるOracle製品のインストールをそのシステム上で初めて行う場合は、インベントリ・ディレクトリの場所を尋ねられます。これは、インストーラがサブディレクトリを設定し、このシステムにインストールされている各Oracle製品のインベントリ・データを保持する場所です。
表2-1のインベントリの画面を使用して、インベントリ・ディレクトリおよびグループ情報を構成します。
表2-1 インベントリ・ディレクトリおよびグループの画面
| 画面 | 説明 |
|---|---|
| インベントリ・ディレクトリの指定 | Oracleインベントリ・ディレクトリとそのディレクトリのグループ権限を指定します。グループは、Oracleインベントリ・ディレクトリへの書込み許可を持っている必要があります。 |
| インベントリの場所の確認 | createCentralInventory.shスクリプトをrootで実行します。
|
Oracle中央インベントリを使用しない場合は、oraInst.locというファイルを作成して、このファイルに選択したインベントリ・ディレクトリのフル・パスを含めます。たとえば、標準的なoraInst.locファイルには次が含まれます。
inventory_loc=/home/<username>/oraInventory
inst_group=group
次に、インストーラを起動してoraInst.locファイルを指定できます。次に例を示します。
./fmw_14.1.2.0.0_fr_linux64.bin -invPtrLoc /<location_of_oraInst.loc_file>