インストールおよび構成の検証

Oracle Formsのインストールおよび構成の完了後、一連のタスクを実行して成功していることを検証します。

任意の組合せのタスクを実行してインストールのステータスを検証できます。

インストール・ログの確認

Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsディレクトリでインストール・ログ・ファイルの有無を確認します。

UNIXオペレーティング・システムでは、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、次の場所にあります。

ORACLE_HOME/oraInst.loc

Windowsオペレーティング・システムでは、インベントリ・ディレクトリの場所は次のとおりです。

C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs

インストール・ログ・ファイルの詳細は、「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。

ドメイン・サーバー・ログの確認

ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のserversディレクトリにあるドメイン・サーバー・ログを確認できます。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

DOMAIN_HOME/servers/server_name

Windowsオペレーティング・システムの場合:

DOMAIN_HOME\servers\server_name

インストールされている製品と製品バージョンの確認

インストールされている製品と製品バージョン番号を確認します。インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

製品および製品バージョン番号を確認するには、ORACLE_HOME/OPatchディレクトリから次のコマンドを実行します。

opatch lsinventory -detail

コンポーネントURLの確認

インストールされたコンポーネントには、ドメインの作成時に行われた選択にある程度基づいた、一意のURLがあります。

製品がインストールされ、ドメインが作成され、そのサーバーが起動されると、これらのコンポーネントへのアクセスまたはテストに様々なURLを使用できます。関連するURLは、ドメイン構成時にどのコンポーネントが選択されたかによって異なります。また、SSL/TLSポートを使用してアクセス可能かどうかは、ドメインの作成中に行われた選択によって異なります。同様に、各リクエストのポートもドメインの作成時に選択されました。

「インストール完了」画面には、表2-5に示すように、インストールして構成した製品へのアクセスに使用できるURLが表示されます。

表2-5 コンポーネントURL

製品またはコンポーネント 非セキュア・モード セキュア・モード
Oracle Fusion Middleware Control/Enterprise Manager http://<host>:7001/em https://<host>:9002/em
Oracle Forms http://<host>:9001/forms/frmservlet https://<host>:9501/forms/frmservlet
Oracle Forms Application Deployment Services http://<host>:7001/fadsui https://<host>:7002/fadsui
Reports Servletヘルプ http://<host>:9012/reports/rwservlet/help https://<host>:9512/reports/rwservlet/help
HTTP Server http://<host>:7777 https://<host>:4443

基本的な管理タスクの実行

インストーラおよび構成ツールの実行後に、システムのすべてのコンポーネント、管理サーバーおよび管理対象サーバーを手動で起動して、構成プロセスを完了させる必要があります。

サーバーまたはコンポーネントの一部が予期せず停止した場合は、Oracle Fusion Middleware環境の起動に関する項に記載の手順に従って、Oracle Fusion Middleware環境を再起動できます。

Oracle Fusion Middleware環境は、Oracle Fusion Middleware環境の停止に関する項に従って停止することもできます。