WebLogic管理対象サーバーおよびHTTP Serverについて
管理対象サーバーは、ビジネス・アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよび関連リソースをホストします。
パフォーマンスを最適化するために、管理対象サーバーは、ドメインの構成ドキュメントの読取り専用コピーを保持します。管理対象サーバーが起動すると、ドメインの管理サーバーに接続して、その構成ドキュメントと管理サーバーに保持されているドキュメントが同期化されます。Oracle Fusion Middlewareシステム・コンポーネント(Forms、Reports、Oracle HTTP Server、Identity Managementコンポーネントなど)および顧客によりデプロイされたアプリケーションは、ドメイン内の管理対象サーバーにデプロイされます。構成中に、Oracle Fusion Middlewareアプリケーション(Forms JavaEEアプリケーションなど)のホスト用にいくつかの管理対象サーバーが作成されます。
図-14は、WebLogic管理対象サーバーからFormsランタイム・プロセスへのHTTPリクエストのフローを示してします。図の左側にはFormsクライアントがあります。Formsサーブレットは開始HTMLファイルをレンダリングし、Formsリスナー・サーブレットに関する情報をクライアントに提供します。クライアントは、このHTTPリクエストを中間のOracle HTTP Serverリスナーに渡します。Oracle HTTP Serverリスナーは、WebLogic管理対象サーバー内で実行されているFormsリスナー・サーブレットにそのHTTPリクエストを渡します。WebLogic管理対象サーバー・プロセスには、Webコンテナ、JBコンテナおよびその他のサービス(JNDI (Java Naming and Directory Interface)、JMS、JavaMailなど)が含まれます。Forms Listener ServletがForms Serverランタイム・プロセスを起動し、クライアント・ブラウザとランタイム・プロセス間の進行中の通信を担当します。
Oracle Forms Servicesを使用したOracle HTTP Serverの有効化
Oracle Fusion Middlewareでは、Oracle HTTP ServerでリクエストをForms管理対象サーバーにルーティングできるようにするには、インストール後のステップを実行する必要があります。
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「Oracle Formsのユーティリティおよびスクリプト」で説明するように、Forms構成ヘルパー・スクリプトを使用して、これにenable_ohsオプションを渡します。
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forms.confを手動で編集します(詳細は、「forms.confの編集について」を参照)。
forms.confの編集について
forms.conf
は、Oracle HTTP Serverディレクティブ・ファイルです。Oracle Fusion Middlewareでは、$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/components/OHS/<OHS INSTANCE NAME>/moduleconf
のOracle HTTP Server構成ディレクトリにforms.conf
ファイルが含まれる必要があります。
カスタムOracle HTTP Serverディレクティブをforms.conf
に追加した場合、これが存在するOracle HTTP Serverノードを再起動する必要があります。