色の選択の柔軟性
視覚に障害のあるユーザーのために、Oracle Formsにはフィールドとコンポーネントのカラー・コーディングのオプションが用意されています。
カラー・コーディング以外にも、情報伝達またはアクションを示す方法が必要です。また、これはハードコードしないでください。フィールドにカラー・コーディングが必要な場合は、ユーザーがこの機能をオフにできるようにするか、様々な色から選択できるようにします。
automaticという色
Oracle Formsにはautomatic
という特殊な色があります。これは基本的にはdo-the-right-thing (適切なことを実行する)属性です。たとえば、テキスト・アイテムのテキストの色と背景色に適用すると、Oracle Look and Feelで実行するときにはテキストが黒になり、背景色が白になります。同じアイテムを汎用ルック・アンド・フィールで実行するときには、現在のシステム色の設定に応じて異なる色で表示される可能性があります。この柔軟性により、視覚に障害がある場合でも、各ユーザーがそれに応じて色を制御できます。
ただし、Oracle Forms Layout Editorはautomatic
という色を完全には認識できないため、設計時にアイテムが予期しない色で表示される可能性があります。ランタイムJavaエンジンのみがこの色を完全に解釈して適用できます。
Oracle E-Business Suiteの機能
Oracle E-Business Suiteはこの章に記載されたすべてのガイドラインに従っていますが、さらに追加の要件と機能にも対応しています。これらは複数言語への翻訳の必要性、およびOracle Application Object Library (FND)製品に組み込まれた追加のアクセシビリティ・サポートから生じたものです。Oracle E-Business Suiteの拡張機能をコーディングする場合、前述の内容に加えてこれらのルールに従うことをお薦めします。次を参照してください:
親トピック: アクセシビリティ機能をサポートするFormsの構築