1 Oracle Fusion Middlewareの概要
- Oracle Fusion Middlewareとは
Oracle Fusion Middlewareは、標準ベースのソフトウェア製品の集合であり、その範囲は、Jakarta EEや開発者向けツール、統合サービス、ID管理、ビジネス・インテリジェンスおよびコラボレーションといったツールやサービスにまで及びます。 - Oracle Fusion Middlewareコンポーネント
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverは、Oracle WebLogic Server、Oracle SOA Suite、Oracle HTTP Serverなどの様々なコンポーネントを提供します。
親トピック: Oracle Fusion Middlewareについて
Oracle Fusion Middlewareとは
Oracle Fusion Middlewareは、標準ベースのソフトウェア製品の集合であり、その範囲は、Jakarta EEや開発者向けツール、統合サービス、ID管理、ビジネス・インテリジェンスおよびコラボレーションといったツールやサービスにまで及びます。
Oracle Fusion Middlewareは、開発、デプロイおよび管理において完全なサポートを提供します。
「Oracle Fusion Middlewareの理解」では、Oracle Fusion Middlewareの概念について説明しています。
親トピック: Oracle Fusion Middlewareの概要
Oracle Fusion Middlewareコンポーネント
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverは、Oracle WebLogic Server、Oracle SOA Suite、Oracle HTTP Serverなどの様々なコンポーネントを提供します。
一部のコンポーネントには次のものが含まれます。
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Oracle Business Process Management (BPM)は、デスクトップIDEアプリケーションであり、これによって、プロセス開発者はビジネス・アナリストがモデル化するプロセスを実装できます。プロセス開発者は、Oracle BPM Studioを使用してBusiness Process Management Notation (BPMN)プロセス・モデルおよびアーティファクトを編集し、その実装を完了します。Oracle Business Process Management Studioでのビジネス・プロセスの作成。
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Oracle Coherenceは、頻繁に使用されるデータに対する迅速なアクセスを提供することで、組織がミッションクリティカルなアプリケーションを予測どおりにスケーリングできるようにする先進的なインメモリー・データ・グリッド・ソリューションです。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』を参照してください。
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Oracle Data Integratorには、複雑なデータ・ウェアハウスを構築、デプロイおよび管理するため、あるいはSOAまたはビジネス・インテリジェンス環境のデータ集中型アーキテクチャの一部として、完全に統一されたソリューションが用意されています。『Oracle Data Integratorの管理』を参照してください。
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Oracle Enterprise Data Qualityでは、データ品質の把握、改善、保護および制御に使用される、包括的なデータ品質管理環境を提供します。EDQは、ベスト・プラクティスのマスター・データ管理、データ統合、ビジネス・インテリジェンスおよびデータ移行イニシアティブを容易にします。EDQは、カスタマ・リレーションシップ・マネジメントおよび他のアプリケーションに統合されたデータ品質を提供します。「Oracle Enterprise Data Qualityの理解」を参照してください。
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Oracle Enterprise Schedulerを使用すると、ジョブを定義、スケジュールおよび実行できます。ジョブとは、アプリケーションのかわりに実行する作業の単位のことです。Oracle WebLogic Serverクラスタのノード全体に分散された、Java、PL/SQL、バイナリ・スクリプト、Webサービス、EJBなど、様々なジョブ・タイプを実行できます。「Oracle Enterprise Schedulerアプリケーションの開発」を参照してください。
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Oracle Formsは、Oracle Fusion Middlewareのコンポーネントで、Formsアプリケーションの開発およびデプロイに使用します。Formsアプリケーションは、効率的かつ緊密に連結してOracle Databaseにアクセスするためのユーザー・インタフェースを提供します。『Oracle Formsの操作』を参照してください。
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Oracle Identity Managementでは、組織がすべてのエンタープライズ・リソースでユーザー・アイデンティティを効果的に管理できます。このリリースには、次のアイデンティティ管理コンポーネントが含まれています。Oracle Platform Security Services、Oracle Security Developer ToolkitおよびOracle Web Services Managerを参照してください。
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Oracle Platform Securityは、エンタープライズ製品開発チーム、システム・インテグレータおよび独立ソフトウェア・ベンダー(ISV)に、Java Standard Edition (Java SE)およびJava Enterprise Edition (Jakarta EE)アプリケーション用の標準ベースでポータブルなエンタープライズ級統合セキュリティ・フレームワークを提供します『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』を参照してください。
- Oracle Security Developer Toolsによって、デジタル署名や安全なメッセージングなどの基本タスクから、サービス指向アーキテクチャの安全な実装といった複雑なプロジェクトに及ぶ、堅牢なセキュリティ・アプリケーションの開発に必要な暗号ビルディング・ブロックが提供されます。『Oracle Security Developer Toolsによるアプリケーションの開発』を参照してください。
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Oracle Web Services Managerは、アクセス制御(認証と認可)、信頼できるメッセージング、メッセージ送信の最適化メカニズム(MTOM)、WSアドレス、Webサービス管理など、Webサービスの各操作を管理するポリシーを一元的に定義および管理する方法を提供します。ポリシーは、複数のWebサービスに添付できるため、既存のWebサービスへの変更が不要になります。『Webサービスの管理』を参照してください。
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- Oracle JDeveloperおよびApplication Development Framework (ADF)
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Oracle JDeveloperは、Oracle Fusion Middleware製品スイートのクロス・プラットフォームのIDEで、Windows、Linux、Mac OS X、その他のUNIXベース・システム上で動作します。『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』を参照してください。
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Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)は、Jakarta EE標準およびオープンソース・テクノロジを構築してエンタープライズ・アプリケーションの実装を簡単かつ高速にするエンドツーエンド・アプリケーション・フレームワークです。『Oracle Application Development Frameworkの理解』のOracle ADFの概要に関する項を参照してください。
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Oracle Managed File Transfer (MFT)は、エンド・ツー・エンドで高いパフォーマンスで動作する標準ベースの管理対象ファイル・ゲートウェイです。その特徴は、軽量のWebベースの設計時コンソールを使用したファイル転送の設計、デプロイメントおよび監視です。「Oracle Managed File Transferの使用」を参照してください。
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Oracle Service Busは、SOAライフ・サイクル管理用に設計された、構成ベースでポリシー駆動のEnterprise Service Busです。Oracle Service Busは、サービスの検出と仲介、迅速なサービス・プロビジョニングとデプロイメント、およびガバナンスに関する基盤機能を提供します。『Oracle Service Busでのサービスの開発』を参照してください。
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Oracle SOA Suiteは、コンポジット・アプリケーションの設計、デプロイおよび管理を目的とする、サービス指向アーキテクチャのサービス・インフラストラクチャ・コンポーネントの完全なセットです。Oracle SOA Suiteにより、サービスの作成と管理を行って、複合アプリケーションとビジネス・プロセスに編成できます。『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』を参照してください
Oracle SOA Suiteの主要コンポーネントは次のとおりです。
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Oracle BPEL Process Manager、Business Rules、Human Workflow、Mediator
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オンプレミスおよびクラウドのSOAアダプタ
- Oracle Business Activity Monitoring
- Oracle B2B
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Oracle User Messaging Service (UMS)は、アプリケーションからデバイスにメッセージを送信する共通サービスまたは様々なプロトコルを使用したサービスを提供します。また、着信メッセージをデバイスまたはサービスからアプリケーションにルーティングします。『Oracle User Messaging Serviceの管理』を参照してください。
- Oracle WebCenter Suite
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Oracle WebCenter Contentは、コンテンツの管理のために設計されたアプリケーションの統合スイートです。Oracle WebCenter Contentには、コンテンツ・リポジトリの管理に使用されるOracle WebCenter Content Serverが含まれます。Oracle WebCenter Contentを使用すると、企業は企業全体においてあらゆる種類のコンテンツを統合、管理および活用できます。詳細は、『Oracle WebCenter Contentの理解』を参照してください。
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Oracle WebCenter Portalは、標準ベースの、サービス指向アーキテクチャの上に構築された、統合された一連のコンポーネントであり、ソーシャル・アプリケーション、エンタープライズ・ポータル、コラボレイティブ・コミュニティおよびコンポジット・アプリケーションを作成できます。『Oracle WebCenter Portalの管理』を参照してください。
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Oracle WebCenter Sitesは、Webエクスペリエンス・マネジメント・システムです。これは、デスクトップとモバイル用Webサイトの構築、目的のコンテンツを使用したこれらのパーソナライズ、これらの成功に関するフィードバックの収集、訪問者によるWebサイトとの対話の分析、訪問者の好みに基づくWebサイトの変更のテストを行う上で役に立ちます。『Oracle WebCenter Sitesでの開発』を参照してください。
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- Oracle Web Tier
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Oracle HTTP ServerはOracle Fusion MiddlewareのWebサーバー・コンポーネントで、Oracle WebLogic Serverのリスナーを提供し、Webを介して静的ページ、動的ページおよびアプリケーションをホストする際のフレームワークを提供します。『Oracle HTTP Serverの管理』を参照してください。
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Oracle WebLogic Serverは、エンタープライズ対応のJavaアプリケーション・サーバーです。堅牢、セキュア、高可用でスケーラブルな環境におけるミッション・クリティカルなアプリケーションのデプロイメントをサポートします。Oracle WebLogic Serverは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいたアプリケーションを構築する上で理想的な基盤です。
『WebLogic Serverの理解』を参照してください。
親トピック: Oracle Fusion Middlewareの概要