D リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
ここに示す情報を確認して、RCUの実行中に発生する可能性があるエラーまたは問題の理解およびトラブルシューティングに役立ててください。
- トラブルシューティングの全般的なヒント
ここに示すヒントは、インストール時に発生するエラーのトラブルシューティングに活用してください。 - RCUログ・ファイル
RCUを実行してスキーマを作成または削除する場合、主なRCUログ・ファイルは、デフォルトで/tmp/RCUdate_timestamp_random_number/logs
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)に書き込まれます。ログ・ファイルで、問題の解決に役立つ重要な情報を確認します。 - 強化されたデータベースでのSOAINFRAスキーマ作成の失敗
SOAINFRA
のRCUスキーマがOracleの強化されたデータベースに正常にロードされない場合は、この回避策を使用します。 - Autonomous Transaction Processingデータベースでスキーマを作成する際のトラブルシューティングのヒント
Autonomous Transaction Processingデータベース(Autonomous Transaction Processing - 専用とAutonomous Transaction Processing - 共有の両方)でスキーマを作成する際にエラーが発生した場合は、これらのヒントを参照してトラブルシューティングを行ってください。 - Oracle WebCenter Sites ATP-Sの移行の既知の制限事項
- 問題が解決しなかった場合
このガイドで問題が解決されない場合は、My Oracle Support (以前のOracle MetaLink)で解決方法を検索してください。
一般的なトラブルシューティングのヒント
ここに示すヒントは、インストール時に発生するエラーのトラブルシューティングに活用してください。
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Oracle Fusion Middleware製品のインストールおよび構成に関する最新の更新および問題の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート』のインストールおよび構成に関する項を参照してください。
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Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様のドキュメントで指定されている要件をコンピュータが満たしていることを確認します。
ご使用のリリースに該当するドキュメントを選択します。
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Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページで指定されているとおり、使用する環境がリリースおよびプラットフォームの動作保証要件を満たしていることを確認してください。
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データベースが起動し、動作していることを確認します。
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いずれかの画面で間違った情報を入力した場合は、グラフィカル・インタフェースの一番左にあるナビゲーション・ペインを使用して、その画面に戻ります。
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RCUの実行中にエラーが発生した場合は、次の手順を実行します。
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エラーをノートにとり、インストール・ログ・ファイル(「RCUログ・ファイル」を参照)を確認します。
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エラーの原因となった問題を修正します。エラーの種類に応じて、RCU操作を続行できる場合と、RCUを強制的に再起動する必要がある場合があります。
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RCUを続行または再起動して、目的の操作を完了します。
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親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
RCUログ・ファイル
RCUを実行してスキーマを作成または削除する場合、主なRCUログ・ファイルは、デフォルトで/tmp/RCUdate_timestamp_random_number/logs
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)に書き込まれます。ログ・ファイルで、問題の解決に役立つ重要な情報を確認します。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
強化されたデータベースでのSOAINFRAスキーマ作成の失敗
SOAINFRA
のRCUスキーマがOracleの強化されたデータベースに正常にロードされない場合は、この回避策を使用します。
Oracleの強化されたデータベースの場合、PL/SQLパッケージに対するパブリック権限が取り消されると、SOAINFRA
のスキーマ作成が次のエラーで失敗します:
無視できないエラーを受け取りました: ORA-04063: バッケージ本体"XDB.DBMS_CSX_INT"にエラーがあります
次の権限をユーザーに付与し、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を再度実行して、SOAINFRA
のスキーマを作成します。
GRANT EXECUTE ON DBMS_LOB TO XDB;
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
Autonomous Transaction Processingデータベースでスキーマを作成する際のトラブルシューティングのヒント
Autonomous Transaction Processingデータベース(Autonomous Transaction Processing - 専用およびAutonomous Transaction Processing - 共有の両方)でスキーマの作成中にエラーが発生した場合は、これらのヒントを使用してトラブルシューティングを行います。
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Autonomous Transaction ProcessingデータベースでのOracle Fusion製品のインストールおよび構成に関連する問題は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート』のAutonomous Databaseでの製品のインストールと構成に関連する問題に関する項を参照してください。
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「データベース接続の詳細」画面で、データベース・ユーザー・ロールを「標準」として選択すると、次の警告が表示されます:
スキーマをロードするには、sysdbaまたはdba権限が必要です
「無視」をクリックして、スキーマの作成を続行できます。
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Autonomous Transaction Processing - 専用データベースにスキーマを作成する際に、権限の不足や最大値の超過が原因で表領域作成エラーが発生した場合は、「表領域のマップ」画面でDB_FILESの数。「デフォルト表領域」列および「一時表領域」列のドロップダウン・リストから既存の表領域を選択して、選択したコンポーネントのデフォルト表領域および一時表領域をオーバーライドできます。
たとえば、デフォルト表領域および一時表領域をオーバーライドするには、「デフォルト表領域」列のドロップダウン・リストから「DATA」を選択し、「一時表領域」列のドロップダウン・リストから「TEMP」を選択できます。
ノート:
Autonomous Transaction Processing - 共有データベースにスキーマを作成する場合、「表領域のマップ」画面で、デフォルト表領域および一時表領域をオーバーライドする必要があります。「表領域のマップ」を参照してください。 -
Oracle WebCenter Contentのスキーマ作成中、「サマリー」画面に警告が表示されます。
「無視」をクリックして、スキーマの作成を続行できます。
警告メッセージの例:
ORA-01031: insufficient privileges File:/home/opc/idm/oracle_common/../wcccontent/common/sql/content/sql/oracle/contentserverrole.sql Statement: GRANT SELECT ON CTXSYS.DR$PENDING TO contentserver_role
ORA-01450: maximum key length (6398) exceeded File:/home/opc/jrf/oracle_common/../wcccontent/common/sql/content/sql/oracle/contentserverrole.sql Statement: CREATE TABLE RunTimeConfigData
ORA-01450: maximum key length (6398) exceeded File:/home/opc/jrf/oracle_common/../wcccontent/common/sql/content/sql/oracle/intradoc.sql STATEMENT Create table Subscription
ここで、
/home/opc/idm
および/home/opc/jrf
は、ORACLE HOME
の場所です。 -
Oracle Internet Directoryスキーマの作成中、スキーマのロード時に、警告
ORA-28007: パスワードは再利用できません
が「サマリー」画面に表示されます。「無視」をクリックして、スキーマの作成を続行できます。
-
SOAINFRAスキーマの作成中、Oracle Identity Managementの場合、警告
ORA-24010: QUEUE DEV24_SOAINFRA.IP_IN_QUEUEは存在しません
がRCUログに表示されます。この警告は機能的な影響がないため、無視してかまいません。 -
Oracle Enterprise SchedulerおよびOracle Managed File Transfer SOA製品のスキーマ作成中、「サマリー」画面に
「ORA-01031: 権限が不足しています」
という警告が表示され、スキーマの作成は失敗します。create any job権限を
ADMIN
ユーザーに追加し、スキーマ作成を再開します。 -
create any job権限を追加した後も、Oracle Enterprise SchedulerおよびOracle Managed File Transfer SOA製品のスキーマ作成中、「サマリー」画面に
「ORA-01031: 権限が不足しています」
という警告が表示されます。ATP-Dの場合、パッチ31443286を適用してスキーマの作成を再開できます。ATP-Sの場合は、パッチ33351665を適用してスキーマの作成を再開できます。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
Oracle WebCenter Sites ATP-Sの移行の既知の制限事項
Oracle WebCenter Sitesでは、FirstSiteIIサンプル・サイトのインストールと構成ができないため、オンプレミス・データベースをOracle Autonomous Transaction Processing (ATP-S)データベースに移行した後は、新しいプロモーション・アセットを作成できません。
回避策がないため、インストール中にFirstSiteIIを除外する必要があります。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング
追加情報
このガイドで問題が解決されない場合は、My Oracle Support (以前のOracle MetaLink)で解決方法を検索してください。
https://support.oracle.com/
問題の解決方法が見つからない場合は、サービス・リクエストをオープンしてください。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング