35 Oracle Service Cloud
Oracle Data IntegratorでのOracle Service Cloudの使用方法について理解することが重要です。
この章の内容は次のとおりです。
35.1 概要
Oracle Service Cloudは、売上を増やし、効率を上げて、顧客ロイヤルティの確立を実現する包括的なカスタマ・エクスペリエンス・アプリケーションです。
Oracle Data Integrator (ODI)では、Oracle Service Cloudがシームレスに統合されます。Oracle Data Integratorの機能(リバース・エンジニアリングおよびマッピングなど)は、Oracle Service Cloudを使用した場合に最良の動作が得られるように設計されています。
35.1.1 概念
Oracle Service Cloudテクノロジの概念は、Oracle Data Integratorの概念に次のようにマップされます。1つのOracle Service CloudインスタンスはOracle Data Integratorの1つのデータ・サーバーに対応します。このインスタンス内で、1つのスキーマはOracle Data Integratorの1つの物理スキーマにマップされます。
35.1.2 ナレッジ・モジュール
Oracle Data Integratorには、Oracle Service Cloudテクノロジ固有のナレッジ・モジュール(KM)は用意されていません。汎用SQL KMを使用して、Oracle Service Cloudデータのデータ統合および変換の操作を実行できます。詳細は、汎用SQLを参照してください。
35.2 インストールおよび構成
Oracle Service Cloudテクノロジでの作業を開始する前に、この項の情報を必ず読んでください。
35.2.1 システム要件および動作要件
インストールを実行する前に、システム要件および動作保証のドキュメントを読み、インストールする製品の最小インストール要件を環境が満たしていることを確認します。
サポートされているプラットフォームおよびバージョンのリストには、次のOracle Technical Network (OTN)からアクセスできます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/documentation/index.html
35.3 トポロジの設定
トポロジの設定には次が含まれます。
35.3.1 Oracle Service Cloudデータ・サーバーの作成
35.3.2 Oracle Service Cloud物理スキーマの作成
35.4 Oracle Service Cloudモデルの作成およびリバース・エンジニアリング
この項では、次の項目について説明します。
35.4.1 Oracle Service Cloudモデルの作成
35.4.2 Oracle Service Cloudモデルのリバース・エンジニアリング
Oracle Service Cloudでは、JDBCドライバの機能のみを使用する標準のリバース・エンジニアリングがサポートされています。
Oracle Service Cloudモデルで標準のリバース・エンジニアリングを実行するには、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のモデルのリバース・エンジニアリングに関する項の説明に従って、通常の手順を使用します。
35.5 マッピングの設計
Oracle Service Cloudをマッピングのソースまたはターゲットとして使用できます。マッピング用に選択したKMによって、このマッピングの機能およびパフォーマンスが決まります。
Oracle Data Integratorには、Oracle Service Cloud専用のナレッジ・モジュールは用意されていません。汎用SQL KMまたはステージング領域として使用するテクノロジ固有のKMを使用してください。