1.3.1.1 メッセージIDの追加
「メッセージIDの追加」プロセッサでは、数値識別子を含むフィールドをプロセスに追加します。メッセージIDは、EDQプロセスを通過するデータのパケット(メッセージと呼ばれます)を識別します。
「メッセージIDの追加」は、数値識別子をレコードに追加するために使用します。メッセージIDは、バッチ・プロセス内のレコード、およびリアルタイム・プロセスによって単一のレコード入力を使用して作成されたレコードに対して、データ・ストリーム内で一意です。
特定のデータ・ストリームの場合、この識別子は次の状況では一意ではないことに注意してください。
-
メッセージIDは、複数レコード入力があるリアルタイム・プロセスまたはWebサービスから発生したレコードに対しては一意ではありません。この場合、メッセージIDは単一の要求から発生したすべてのレコードに対して同じです。
-
メッセージIDは、ストリーム内のレコードがプロセスによって分割される場合は、一意ではありません。この場合、メッセージIDは、単一の発生元レコードから導出されるすべてのレコードに対して同じです。
「メッセージIDの追加」プロセッサは、処理時にサマリー統計を表示しません。
「データ」ビューには、追加された出力属性が表示されます。
例
この例では、メッセージIDはバッチ・プロセス内のレコードのセットに追加されています。プロセスはバッチ・モードで実行され、レコードは分割されないため、この場合のメッセージIDはすべて一意です。
表1-31 メッセージIDの例
MessageId | ClientID | 住所1 | 住所2 | 住所3 |
---|---|---|---|---|
1 |
40010105 |
HIGH STREET |
DOUGLAS |
ISLE OF MAN |
2 |
50089829 |
PO BOX 596 |
ST HELIER |
JERSEY |
3 |
02960433 |
London |
||
4 |
50090003 |
PO BOX 451 |
ST HELIER |
JERSEY |
5 |
01550505 |
London |
||
6 |
50013565 |
7 BOND STREET |
ST HELIER |
JERSEY |