9.1 WebLogic Image Toolの設定
WebLogic Image Toolを使用すると、Patch Set Updates (PSU)および個別パッチを使用して新しいOracle HTTP Server (OHS)イメージを作成したり、1つ以上の個別パッチを使用して既存のイメージを更新したりできます。
管理者は、次の推奨事項に注意する必要があります:
次の各項では、WebLogic Image Toolの設定方法について説明します。
9.1.1 WebLogic Image Toolの前提条件
イメージを構築する環境が、次の前提条件を満たしていることを確認します。
- Dockerクライアントおよびデーモンがインストールされており、バージョン18.03.1.ce以上のDockerがあること。
- Bashバージョン4.0以上(コマンドの完全な機能を有効にするため)。
JAVA_HOME環境変数が、サポートされるJDKの場所に設定されていること。次に例を示します:ノート:
WebLogic Image Toolでは、JDK 8以上がサポートされています。export JAVA_HOME=/scratch/export/oracle/product/jdk
9.1.2 WebLogic Image Toolの構成
WebLogic Image Toolを設定するには:
- 作業ディレクトリを作成してそこに移動します。
次に例を示します:mkdir <workdir> cd <workdir>mkdir /scratch/imagetool-setup cd /scratch/imagetool-setup - 「リリース」ページから最新バージョンのWebLogic Image Toolをダウンロードします。
X.X.Xは、「リリース」ページで参照されている最新リリースです。wget https://github.com/oracle/weblogic-image-tool/releases/download/release-X.X.X/imagetool.zipノート:
WebLogic Image Tool 1.14.3以降を使用する必要があります。 - リリースZIPファイルをimagetool-setupディレクトリに解凍します。
unzip imagetool.zip - 次のコマンドを実行して、WebLogic Image Toolを設定します:
次に例を示します:cd <workdir>/imagetool-setup/imagetool/bin source setup.shcd /scratch/imagetool-setup/imagetool/bin source setup.sh
9.1.3 設定の検証
WebLogic Image Toolの設定を検証するには:
- 次のコマンドを入力して、WebLogic Image Toolのバージョンを取得します:
imagetool --version imagetoolと入力し、[Tab]キーを押して、使用可能なimagetoolコマンドを表示します:
出力は次のようになります:imagetool <TAB>cache create help rebase update
9.1.4 ビルドおよびキャッシュ・ディレクトリの設定
オプションで、WebLogic Image Toolのビルドおよびキャッシュ・ディレクトリを作成します。
WebLogic Image Toolビルド・ディレクトリ
WebLogic Image Toolは、実行されるたびに、
wlsimgbuilder_tempという接頭辞が付いた一時的なDockerコンテキスト・ディレクトリを作成します。通常の状況では、このコンテキスト・ディレクトリは削除されます。ただし、プロセスが中断された場合や、ツールがディレクトリを削除できない場合は、手動で安全に削除できます。デフォルトでは、WebLogic Image Toolは、ユーザーのホーム・ディレクトリの下にDockerコンテキスト・ディレクトリを作成します。一時コンテキストに別のディレクトリを使用する場合は、環境変数WLSIMG_BLDDIRを設定します:export WLSIMG_BLDDIR="/path/to/build/dir"WebLogic Image Toolキャッシュ・ディレクトリ
WebLogic Image Toolは、ローカル・ファイル・キャッシュ・ストアを保持しています。このストアは、OHSおよびJDKインストーラ、およびOHSパッチが存在するローカル・ファイル・システム内の場所を参照するために使用されます。デフォルトでは、キャッシュ・ストアはユーザーの
$HOME/cacheディレクトリにあります。このディレクトリでは、参照情報は.metadataファイルに格納されます。自動的にダウンロードされたすべてのパッチもこのディレクトリにあります。デフォルトのキャッシュ・ストアの場所を変更するには、環境変数WLSIMG_CACHEDIRを設定します:export WLSIMG_CACHEDIR="/path/to/cachedir"9.1.5 追加のビルド・スクリプトの設定
WebLogic Image Toolを使用してOracle HTTP Server (OHS)コンテナ・イメージを作成するには、OHSドメイン用の追加のコンテナ・スクリプトが必要です。
- docker-imagesリポジトリをクローニングして、必要なスクリプトを設定します。
次に例を示します:cd <workdir>/imagetool-setup git clone https://github.com/oracle/docker-images.gitcd /scratch/imagetool-setup $ git clone https://github.com/oracle/docker-images.git