はじめに

このドキュメントは、Jakarta Platform Enterprise Editionを使用してWebLogic Server EJBを含むアプリケーションを開発するソフトウェア開発者を対象としています。

対象読者

このドキュメントは、WebLogic Server EJBを利用したアプリケーションを開発するソフトウェア開発者を対象としています。このドキュメントは、Jakarta EEおよび基本的なEJBプログラミングの概念に精通している読者を対象としています。

このドキュメントの大部分は、EJB 3.2プログラミング・モデルの解説に割かれています。具体的には、メタデータ・アノテーションを使用して開発を簡略化する方法について説明します。このドキュメントでは、バージョン2.xと3.xで異なっているEJBに関するトピック(設計上の考慮事項、コンテナ・アーキテクチャ、エンティティBean、デプロイメント記述子の使用など)は取扱いません。また、プロダクション段階における管理、モニター、パフォーマンス・チューニングなどについても説明しません。

ノート:

Java EE 8で提供されるEJB 3.2仕様では、Jakarta Enterprise Beans 3.2仕様と同じ機能が提供されます。このドキュメントのEJB 3.2へのすべての参照は、Jakarta Enterprise Beans 3.2仕様への参照として解釈できます。

関連ドキュメント

一般的なEJBの設計とアーキテクチャ

WebLogic Serverを使用したEJBの開発およびデプロイの詳細は、次を参照してください。

基本的なEJBの概念

エンタープライズBeanの利点、エンタープライズBeanの種類、ライフサイクルなどの基本的なEJBの概念の詳細は、次のサイトを参照してください。

サンプルとチュートリアル

様々なコード・サンプルとチュートリアルが用意されています。これらのサンプルとチュートリアルでは、WebLogic Serverの構成とAPIの使い方、および主要な開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。詳細は、Oracle WebLogic Serverの理解サンプル・アプリケーションとコード例を参照してください。

また、EJBの単純なサンプルで説明しているようにOracleには基本的なEJBの例が用意されています。EJBを使用して独自のアプリケーションをプログラミングする前に、このサンプルを実行することをお薦めします。

WebLogic Serverの新機能および変更された機能

このリリースのWebLogic Serverで導入されたEJB の新機能の一覧は、「EJB 3.2の新機能と変更された機能」を参照してください。

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。