3 管理コンソールの概要

Oracle WebLogic Serverの管理は、WebLogicリモート・コンソールとFusion Middleware Controlの2つのコンソールから選択できます。

この章には次のトピックが含まれます:

WebLogicリモート・コンソールの使用

WebLogicリモート・コンソールは、WebLogic Serverドメインの管理に使用するWebブラウザ形式のグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。それは、基本的な操作、管理、自動化および運用の開始点を提供します。

WebLogicリモート・コンソールは、REST APIを使用して柔軟性を実現します。これにより、物理マシンまたは仮想マシン、コンテナまたはKubernetesポッド、クラウド内など、様々な環境のドメインに接続できるようになります。また、WebLogicリモート・コンソールを使用して、WebLogic Deploy Tooling (WDT)メタデータ・モデルを管理できます。つまり、ドメイン・テンプレートを構築し、それらを同じ環境内で管理できます。

WebLogicリモート・コンソールは、WebLogic Server 12.2.1.3.0以降と互換性があります。対応するWebLogic Serverリリースで使用可能な機能に合せてユーザー・インタフェースが調整されます。リモート・コンソールのインストールおよび使用の詳細は、Oracle WebLogicリモート・コンソール・オンライン・ヘルプコンソールを知るを参照してください。

Fusion Middleware Controlの使用

Fusion Middleware Controlは、単一のOracle WebLogic Serverドメイン内で、すべてのOracle Fusion Middleware製品ラインを管理するために使用できるWebブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。

Fusion Middleware Controlでは、Oracle WebLogic Serverドメインとその管理サーバー、1つ以上の管理対象サーバー、クラスタ、ドメインにインストールされ、構成および実行されている複数のOracleミドルウェア・コンポーネント、およびユーザーがデプロイするアプリケーションが管理できます。WebLogic Serverに加えて他のFusion Middleware製品を使用している場合は、Fusion Middleware Controlを使用してWebLogic Serverを管理します。

Fusion Middleware Controlオンライン・ヘルプ

Fusion Middleware Controlには、詳細なヘルプ・システムがあります。ヘルプ・システムは次の2つの部分から構成されています。

  • 使用方法: Fusion Middleware Controlを介して実行できるタスクの手順が説明されています。

  • このページのヘルプ: 属性の説明など、各ページに関する参照情報を提供します。

Fusion Middleware Controlヘルプにアクセスするには、ページの最上部にあるユーザー・プロファイル・メニューから「ヘルプ」を選択します。その後、「使用方法」または「このページのヘルプ」を選択できます。

Fusion Middleware Controlの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用のスタート・ガイド」を参照してください。

Fusion Middleware Controlを使用したWebLogic Serverの管理の詳細は、Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理およびOracle Fusion Middlewareの管理Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用のスタート・ガイドを参照してください。