はじめに

このマニュアルでは、ドメイン内のリソースにアクセスできるユーザーを決定するためのOracle WebLogic Server 14cでのセキュリティ・ロールやポリシーの使用方法を説明します。

対象読者

このマニュアルでは、WebLogic Serverドメイン内のリソースに対するセキュリティ方法を設計する、セキュリティ設計者やセキュリティ管理者のための情報を提供します。リソースのタイプ、WebアプリケーションやEJBを保護するためのオプション、様々なタイプのセキュリティ・ロールおよびポリシー、ロールおよびポリシーの構成要素などについて取扱います。

このマニュアルは、Java EEセキュリティやWebLogicセキュリティ・サービスの他の機能に精通している読者を対象としています。

このドキュメントは、ソフトウェア・プロジェクトの設計段階と開発段階に関する情報を説明するものです。プロダクション段階の管理に関するトピックを取り扱うものではありません。そのようなトピックに関するWebLogic Serverのマニュアルや情報源へのリンクについては、「関連情報」を参照してください

関連ドキュメント

詳細を理解する必要があるときには、関連ドキュメントを使用してください。

WebLogicリソースを保護するセキュリティ管理者にとって、この他に重要と考えられるWebLogic Serverマニュアルを以下に示します。

  • 『Oracle WebLogic Serverセキュリティの理解』 - WebLogicセキュリティ・サービスの機能の概要で、このサービスのアーキテクチャと働きについて説明します。WebLogicセキュリティを理解するための基礎となるドキュメントです。

  • 『Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理』 - インストール済のWebLogic Serverに対して包括的にセキュリティを構成する方法を説明しています。セキュリティ・プロバイダ、ID、信頼、SSLなどの情報が含まれます。

  • Oracle WebLogicリモート・コンソール・オンライン・ヘルプセキュリティ・ポリシーおよびロールでは、このドキュメントで説明されているタスクを完了するためにWebLogicリモート・コンソールを使用する手順が説明されています。

以下のマニュアルに、特定のタイプのリソースに関する詳細な情報が記載されています。

チュートリアルとサンプル

セキュリティ関連の他のマニュアルは、『Oracle WebLogic Serverの理解』サンプル・コードおよびサンプル・アプリケーションに関する項に示されています。

WebLogic Serverの新機能および変更された機能

WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。