完全データ・クリーンアップ・ユーティリティについて
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティは、非本番環境で大量のデータ・セットをパージする際に役立ちます。
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティを使用して、非本番環境でのリコンシリエーション、プロビジョニング・タスク、証明、監査レガシー、編成など、Oracle Identity Governanceエンティティのデータをパージできます。
リコンシリエーション、プロビジョニング・タスク、証明、監査レガシー、編成など、すべてまたは任意のエンティティのデータを完全に削除する必要がある場合は、完全データ・クリーンアップ・ユーティリティの使用をお薦めします。
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティの主な機能の一部を次に示します。
-
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティでは、Oracle Identity Governanceエンティティ・タイプに基づくデータ・パージがサポートされます。
-
表の切捨てアプローチは、データをパージするために使用されます。また、パージ済データ・セットの記憶領域は自動的に再利用されます。
-
PL/SQLブロックを使用して、完全データ・クリーンアップ操作を実行できます。
-
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティのロギングは、デフォルトではOracle Identity Governanceで無効になっています。
-
完全データ・クリーンアップ・ユーティリティは、既存のPL/SQL診断ロギングおよびデバッグ・フレームワークを使用して、クリーンアップ操作の進捗状況を追跡します。
-
完全データ・クリーンアップ操作のサマリーと詳細情報は、2つの個別の診断ロギング表DIAG_LOGおよびDIAG_LOG_DTLSに取得されます。
-
完全データ・クリーンアップの実行中にエラーが発生した場合は、エラーを修正して再試行してください。環境がすぐに必要な場合は、バックアップからスキーマをリストアします。