オフライン・データ・パージ操作の構成および実行

オフライン・データ・パージ操作を実行するには:

ノート:

構成を開始する前に、すべての前提条件が満たされていることを確認してください。

  1. SQLPLUSシェル、SQL Developerまたはその他任意のインタフェース・ツールを使用して、Oracle Identity Governanceデータベース・スキーマにログインします。
  2. OIM_OFFLINE_DATAPURGE Oracle DBMSスケジュール済ジョブを構成します。

    表-17に、OIM_OFFLINE_DATAPURGE Oracle DBMSスケジュール済ジョブの構成可能なパラメータを示します。

    表-17 OIM_OFFLINE_DATAPURGE DBMSスケジュール済ジョブの構成パラメータ

    パラメータ 説明 デフォルト値

    OIGエンティティ

    値は次のいずれかになります。

    • 1: 編成

    • 2: プロビジョニング・タスク

    • 3: リコンシリエーション

    NULL

    リコンシリエーション・エンティティ

    パージ基準

    値は次のいずれかになります。

    • 1: パージ可能イベントのパージ

    • 2: パージ不可イベントのパージ

    • 3: すべてのデータ

    NULL

    パージ保存期間(日数)

    パージの保存期間を日単位で示します。値recon_events.re_createに基づきます。

    NULL

    編成エンティティ

    パージ基準

    値は次のいずれかになります。

    • 1: パージ可能イベントのパージ

    • 2: パージ不可イベントのパージ

    • 3: すべてのデータ

    NULL

    パージ保存期間(日数)

    パージの保存期間を日単位で示します。値orchprocess.modifiedonに基づきます。

    NULL

    プロビジョニング・タスク・エンティティ

    パージ基準

    値は次のいずれかになります。

    • パージ可能/パージ不可/すべてのデータ・イベントをパージする場合、1または2または3

    NULL

    パージ保存期間(日数)

    パージの保存期間を日単位で示します。値'sch.sch_createに基づきます。

    NULL

    1. 次の構文を使用して、Oracle DBMSスケジュール済ジョブの次の属性を目的の値に置き換えます。

      • <OIM_ENTITY>: OIGエンティティ・タイプ(1、2または3)

      • <PURGE_CRITERIA>: パージ基準(1、2または3)

      • <RETENTION_PERIOD>: 保存期間(日数)

      SQL> BEGIN dbms_scheduler.set_attribute( name => 'OIM_OFFLINE_DATAPURGE', attribute => 'job_action', value => '
      BEGIN oim_pkg_offline_datapurge.oim_sp_offline_dataprg_wrapper(p_oim_entity => <OIM_ENTITY>, p_purge_criteria => <PURGE_CRITERIA>, p_retention_period => <RETENTION_PERIOD>); 
      END;'
       );
       END;
      /
      

      たとえば、次のシナリオでは、365日より古い編成エンティティ・タイプのパージ不可データはすべてデータベースからパージされます。

      SQL> BEGIN 
      	    dbms_scheduler.set_attribute
      	    (
      	        name => 'OIM_OFFLINE_DATAPURGE',
      	        attribute => 'job_action',
      	        value => 'BEGIN oim_pkg_offline_datapurge.oim_sp_offline_dataprg_wrapper(p_oim_entity => 1, p_purge_criteria => 1, p_retention_period => 365); END;'
      	    );
      	END;
      	/
      
    2. 次のSQLコマンドを実行して、Oracle DBMSスケジュール済ジョブを実行します。

      SQL> EXEC dbms_scheduler.run_job('OIM_OFFLINE_DATAPURGE');
    3. 次のSQLコマンドを実行し、既存のPL/SQL診断ロギングおよびデバッグ表を使用してパージ操作の進捗状況を追跡します。

      SQL> SELECT * FROM diag_log ORDER BY 1 DESC;
      SQL> SELECT * FROM diag_log_dtls ORDER BY 2 DESC, 1;

    オフライン・データ・パージ操作が正常に完了した後:

    • アクティブなデータベース表には、パージ操作後に保持する必要があるデータのみが表示されます。

    • OIM_OFFLINE_DATAPURGE DBMSスケジュール済ジョブのパラメータ値は、NULLにリセットされます。

    関連項目: