出力の理解
IDMDFは、SLA失敗ごとに電子メール通知を送信します。
電子メールには、イベントおよび破綻したSLAに関する情報とともに、詳細ログおよびイベント・ツリーXMLファイルの2つの添付が含まれています。
通知電子メール
表-6に、通知電子メールの内容を示します。
表-6 IDMDF電子メール通知
フィールド | サンプル値 | 説明 |
---|---|---|
ユーザー |
4 |
ログインしているユーザーのユーザーID。 |
製品名 |
OIG |
イベントが発生したアイデンティティ管理製品。IDMDFでは、Oracle Identity Governance (OIG)およびOracle Access Management (OAM)でのイベント・ロギングがサポートされます。 |
SLA |
2ミリ秒 |
デフォルトまたは定義済のSLA値(ミリ秒単位)。 |
開始時間 |
2019-03-01 01:18:24.99 |
イベントが開始した日時。 |
終了時間 |
2019-03-01 01:18:24.994 |
イベントが終了した日時。 |
実績所要時間 |
4ミリ秒 |
イベントが完了するまでにかかった実際の時間(ミリ秒単位)。 |
ECID (イベント識別子) |
dced1e07-1e20-4342-b8fb-3bc819b904df-0000000a |
イベントの一意識別子。 |
詳細ログ
表-7に、電子メール通知の詳細ログ添付内の情報を示します。
表-7 詳細ログ
フィールド | サンプル値 | 説明 |
---|---|---|
ログ・レベル |
FINEST |
診断ログ・レベル(INFO、FINE、FINEST、NONEのいずれか)。診断レベルの詳細は、「フレームワークで提供される構成可能な診断レベル」を参照してください。 |
ログ時間 |
Jan 14,2019 02:11:33.831 |
ログの日時。 |
ログ・メッセージ |
Number of invocations of loginSessionCreated is 6 |
問題を示すエラーまたは警告メッセージ。 |
パラメータ |
[getRunAsUser, configurationInstance, []] |
ログのパラメータ。 |
ソース・クラス名 |
AuthenticationContextUtilForEJB |
例外が発生したクラス、またはSLA違反が発生したソース・クラス。 |
ソース・メソッド名 |
setAuthenticationContextInEJB |
実行に時間がかかるメソッド名。 |
スタック・トレース |
該当なし | 間に実行されるイベントの詳細を含むトレース。 |
イベント・ツリーXML
イベント・ツリーXMLファイルには、イベント実行に関する情報が含まれます。サンプルのイベント・ツリーXMLファイルの内容は、次のとおりです。
<structure>
<thread>
<threadId>25</threadId>
<event name="Find Entities-API" startTime="Jan 14,2019 02:11:33.991" endTime="Jan 14,2019 02:11:34.002" status="SUCCESS">
<eventDetails>find/lookup for a list of entites</eventDetails>
</event>
<event name="Authorize Access-API" startTime="Jan 14,2019 02:11:34.115" endTime="Jan 14,2019 02:11:34.115" status="SUCCESS">
<eventDetails>Check if action is authorized for the user.</eventDetails>
</event>
<event name="Find Entity-API" startTime="Jan 14,2019 02:11:34.117" endTime="Jan 14,2019 02:11:34.131" status="SUCCESS">
<eventDetails>find/lookup an entity</eventDetails>
</event>
</thread>
</structure>