22.2 oim-config.xmlファイルの構成
oim-config.xmlファイルはスケジューラ要素で構成され、スケジューラ要素の子要素によってスケジューラ設定が定義されます。
Oracle Identity Managerのインストール後、MDSに格納されているoim-config.xmlファイル内のScheduler要素の子要素を編集して、スケジューラ設定を構成できます。Oracle Enterprise Managerを使用してoim-config.xmlファイルにアクセスするには:
- Oracle Enterprise Managerにログインします。
- 「アプリケーションのデプロイ」をクリックします。
- 「OIMAppMetadata(11.1.2.0.0)(oim_server_name)」を右クリックし、「システムMBeanブラウザ」をクリックします。
- システムMBeanブラウザで、「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.iam」→「サーバー: oim server」→「アプリケーション: oim」→「XMLConfig」→「Config」→「XMLConfig.SchedulerConfig」→「Scheduler」に移動します。
表22-1に、oim-config.xmlファイルのScheduler要素内で構成できるデフォルトの要素をリストします。
表22-1 Scheduler要素の子要素
| Scheduler要素内の要素 | 説明 |
|---|---|
|
DSJndiURL |
この要素は、アプリケーション・サーバーでトランザクション・データ・ソースの構成に使用されます。これは接続を確立するためにQuartzによって使用されます。 デフォルト値: jdbc/operationsDB |
|
nonTxnDSJndiURL |
この要素は、アプリケーション・サーバーでの非トランザクション・データ・ソースの構成に使用されます。これは接続を確立するためにQuartzによって使用されます。 デフォルト値: jdbc/oimJMSStoreDS |
|
Clustered |
Oracle Identity Managerがクラスタ化環境にインストールされている場合は、 デフォルト値: ノート: クラスタ化環境では、クラスタのすべてのノードの時計を同期させる必要があります。 |
|
implementationClass |
スケジューラを実装するJavaクラスの名前を入力します。 デフォルト値: oracle.iam.scheduler.impl.quartz.QuartzSchedulerImpl |
|
instanceID |
この要素に一意の文字列値を入力します。この値は、Oracle Identity Managerスケジューラ・インスタンスを一意に識別する文字列を表します。 ノート: クラスタ化環境では、クラスタの各ノードが一意のInstanceIdを持つ必要があります。これを達成するには、InstanceId要素に値 |
|
startOnDeploy |
Oracle Identity Managerの起動時にスケジューラ・サービスを自動的に起動しないようにするには、 デフォルト値: true |
|
threadPoolSize |
この要素に整数値を入力します。この値は、ジョブの実行に使用する必要があるスレッド数を表します。 デフォルト値: 10 |