2.3 Oracle Unified Directoryの新機能

Oracle Unified Directory 14c (14.1.2.1.0)には、次の新機能があります。

  • JDKのアップグレード: Oracle Unified Directory 14c (14.1.2.1.0)は、JDK 17およびJDK 21での使用が認定されており、全体的なパフォーマンスと安定性を向上させる新機能、最適化およびバグ修正が導入されています。

  • Berkeley Database Java Editionアップグレード: Oracle Unified Directoryは、OUDの格納および取得のためにBerkeley Database Java Editionを使用します。Berkeley Database Java Editionはバージョン7.5.18にアップグレードされ、機能の向上とパフォーマンスの向上を実現しています。
  • TLS 1.1の非推奨化: TLS 1.1以前のバージョンのサポートは中止されました。Oracle Unified Directoryでは、セキュアな通信のためにTLS 1.2またはTLS 1.3が必要になりました。

  • デフォルト・キーストアとしてのPKCS12のサポート: 自己署名証明書がデフォルトでPKCS12形式で格納されるようになり、暗号化が強化され、互換性が向上します。既存のセキュリティ構成のキーストア形式を、業界標準の形式であるPKCS12に切り替えることをお薦めします。

  • セキュア・モードの無効化: 新規インストールの場合は、「セキュア・モードの無効化」チェック・ボックスを選択して、セキュア・モード・ドメインを無効にします。