B oud-ds-rs Helmチャートで使用される環境変数

次の表に、oud-ds-rsチャートの環境変数とそのデフォルト値を示します。

環境変数 説明 デフォルト値
ldapPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがLDAP通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。 1389
ldapsPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがLDAPS通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。 1636
rootUserDN Oracle Unified DirectoryインスタンスのrootユーザーのDN。 ——
rootUserPassword Oracle Unified Directoryインスタンスのrootユーザーのパスワード。 ——
adminConnectorPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがLDAPSによる管理通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。LDAPまたはHTTP管理ポートの少なくとも1つを有効にする必要があることに注意してください。 1444
httpAdminConnectorPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがHTTPSプロトコルによる管理通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。LDAPまたはHTTP管理ポートの少なくとも1つを有効にする必要があることに注意してください。 1888
httpPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがHTTP通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。 1080
httpsPort コンテナ内のOracle Unified DirectoryインスタンスがHTTPS通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。 1081
sampleData 作成時にOracle Unified Directoryインスタンスに移入するサンプル・エントリの数を指定します。このパラメータに数値以外の値がある場合、sampleDataのかわりにパラメータaddBaseEntryがコマンドに追加されます。同様に、ldifFile_nパラメータが指定されている場合、sampleDataは考慮されず、ldifFileエントリが移入されます。 0
adminUID サーバーへのバインドに使用するグローバル管理者のユーザーID。このパラメータは、主にdsreplicationコマンドで使用されます。 ——
adminPassword adminUIDのパスワード。 ——
bindDN1 dsreplicationを使用して最初のディレクトリ/レプリケーション・インスタンスに接続するレプリケーションを設定する際に使用されるBindDN。 ——
bindPassword1 bindDN1のパスワード。 ——
bindDN2 dsreplicationを使用して2番目のディレクトリ/レプリケーション・インスタンスに接続するレプリケーションを設定する際に使用されるBindDN。 ——
bindPassword2 bindDN2のパスワード。 ——
replicationPort レプリケーション・サーバーの設定時に使用されるポート値。この変数は、dsreplicationパラメータの値を置換するために使用されます。 1898
sourceHost レプリケーション・サーバーの設定時に使用されるホスト名の値。この変数は、dsreplicationパラメータの値を置換するために使用されます。 ——
initializeFromHost 既存のインスタンスからレプリケートされた新しいOracle Unified Directoryインスタンス上のデータの初期化時に使用されるホスト名の値。この変数は、dsreplicationパラメータの値を置換するために使用されます。レプリケーション・サーバーでレプリケーションを設定する際に、sourceHostとinitializeFromHostに異なる値を指定することが可能で、レプリケーション・サーバーにsourceHostを使用し、データが初期化される既存のディレクトリ・インスタンスにinitializeFromHostを使用できます。 $sourceHost
serverTuning JVM設定のチューニングに使用される値。デフォルト値はjvm-defaultです。特定のチューニング・パラメータが必要な場合は、この変数を使用して追加できます。 jvm-default
offlineToolsTuning オフライン・ツールのチューニングの指定に使用される値。指定しない場合、この変数ではjvm-defaultがデフォルトとみなされます。または、特定のチューニングに設定する場合は、オプションで値の完全なセットを指定します。 jvm-default
generateSelfSignedCertificate Oracle Unified Directoryインスタンスの作成時に自己署名証明書を生成することが要件である場合は、"true"に設定します。値を指定しない場合、この値にはデフォルトの"true"が使用されます。個別に生成された証明書を使用する場合、この値は"false"に設定する必要があります。 true
usePkcs11Keystore Oracle Directory Server Enterprise Editionサーバーから暗号化された接続を受け入れるときにレプリケーション・ゲートウェイがサーバー証明書として使用するPKCS#11トークンの証明書を使用します。Oracle Unified Directoryインスタンスの作成時にusePkcs11Keystoreパラメータを使用することが要件である場合は、"true"に設定します。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。このオプションを使用するには、generateSelfSignedCertificateを"false"に設定する必要があります。 ——
enableStartTLS LDAPポートを使用することにより、StartTLSがディレクトリ・サーバーとセキュアな通信を実行できるようにします。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。このオプションを使用するには、generateSelfSignedCertificateを"false"に設定する必要があります。 ——
useJCEKS Oracle Directory Server Enterprise Editionサーバーから暗号化された接続を受け入れるときにレプリケーション・ゲートウェイがサーバー証明書として使用する証明書が含まれているJCEKSのパスを指定します。必要に応じて、keyStorePathを指定する必要があります(/u01/oracle/config/keystoreなど)。 ——
useJavaKeystore サーバー証明書が含まれているJavaキーストア(JKS)へのパスを指定します。必要に応じて、JKSへのパスを指定する必要があります(/u01/oracle/config/keystoreなど)。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。このオプションを使用するには、generateSelfSignedCertificateを"false"に設定する必要があります。 ——
usePkcs12keyStore サーバー証明書が含まれているPKCS#12キーストアへのパスを指定します。必要に応じて、パスを指定する必要があります(/u01/oracle/config/keystore.p12など)。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。 ——
keyStorePasswordFile エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ用にOracle Unified Directoryを構成する場合は、パスワード記憶スキームを設定します。これを"sha1"または"sha2"のいずれかの値に設定します。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。 ——
eusPasswordScheme シークレットのタイプを指定します。 ——
jmxPort ディレクトリ・サーバーがJMX通信をリスニングするポート。有効にしない場合は、'disabled'を使用します。 disabled
javaSecurityFile Javaセキュリティ・ファイルへのパスを指定します。必要に応じて、パスを指定する必要があります(/u01/oracle/config/new_security_fileなど)。デフォルトでは、このパラメータは設定されていません。 ——
schemaConfigFile_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。この変数は、スキーマ構成/拡張のためにOracle Unified Directoryインスタンスに渡す必要があるLDIFファイルのフルパスを設定するために使用されます。必要に応じて、パスを指定する必要があります(schemaConfigFile_1=/u01/oracle/config/00_test.ldifなど)。 ——
ldifFile_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。この変数は、初期データ移入のためにOracle Unified Directoryインスタンスに渡す必要があるLDIFファイルのフルパスを設定するために使用されます。必要に応じて、パスを指定する必要があります(ldifFile_1=/u01/oracle/config/test1.ldifなど)。 ——
dsconfigBatchFile_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。この変数は、dsconfigコマンドによるバッチ処理のためにOracle Unified Directoryインスタンスに渡す必要があるLDIFファイルのフルパスを設定するために使用されます。必要に応じて、パスを指定する必要があります(dsconfigBatchFile_1=/u01/oracle/config/dsconfig_1.txtなど)。dsconfigコマンドを実行すると、バッチ・ファイルに含まれる引数に次の値が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}および${bindPasswordFile}。 ——
dstune_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。コマンドとオプションを、完全なコマンドとしてdstuneユーティリティに渡すことができます。 ——
dsconfig_n 変数名の'n'は、1から300までの数値を表します。各ファイルは、dsconfigコマンドの実行パラメータのセットを表します。dsconfigの実行ごとに、次の変数が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}、${bindPasswordFile}。 ——
dsreplication_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。各ファイルは、dsreplicationコマンドの実行パラメータのセットを表します。dsreplicationの実行ごとに、次の変数が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${ldapPort}、${ldapsPort}、${adminConnectorPort}、${replicationPort}、${sourceHost}、${initializeFromHost}および${baseDN}。dsreplicationサブコマンドに応じて、次の変数が暗黙的に追加されます: ${bindDN1}、${bindPasswordFile1}、${bindDN2}、${bindPasswordFile2}、${adminUID}および${adminPasswordFile}。 ——
post_dsreplication_dsconfig_n 変数名の'n'は、1から300までの数値を表します。各ファイルは、dsreplicationコマンドの実行後に実行されるdsconfigコマンドの実行パラメータのセットを表します。dsconfigの実行ごとに、次の変数/値が暗黙的に追加されます: –provider-name “Multimaster Synchronization”、${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}、${bindPasswordFile}。 ——
rebuildIndex_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。各ファイルは、rebuild-indexコマンドの実行パラメータのセットを表します。rebuild-indexの実行ごとに、次の変数が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}、${bindPasswordFile}および${baseDN}。 ——
manageSuffix_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。各ファイルは、manage-suffixコマンドの実行パラメータのセットを表します。manage-suffixの実行ごとに、次の変数が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}、${bindPasswordFile}。 ——
importLdif_n 変数名の'n'は、1から50までの数値を表します。各ファイルは、import-ldifコマンドの実行パラメータのセットを表します。import-ldifの実行ごとに、次の変数が暗黙的に追加されます: ${hostname}、${adminConnectorPort}、${bindDN}、${bindPasswordFile}。 ——
execCmd_n 変数名の'n'は、1から300までの数値を表します。各ファイルは、コンテナで実行されるコマンドを表します。コマンドの実行ごとに、次の変数が置き換えられます(コマンドに存在する場合): ${hostname}、${ldapPort}、${ldapsPort}、${adminConnectorPort}。 ——
persistence.annotations 使用する注釈を指定します。 ——
restartAfterRebuildIndex 索引の構築後にサーバーを再起動するかどうかを指定します。 false
restartAfterSchemaConfig スキーマの構成後にサーバーを再起動するかどうかを指定します。 false

ノート:

前述の次のパラメータには、次の文が適用されます:
  • dsconfig_n
  • dsreplication_n
  • post_dsreplication_dsconfig_n
  • rebuildIndex_n
  • manageSuffix_n
  • importLdif_n
  • execCmd_n
値が指定されると、次の変数がその値で置換されます:
${hostname},${ldapPort},${ldapsPort},${adminConnectorPort},${replicationPort},${sourceHost},${initializeFromHost},${sourceAdminConnectorPort},${sourceReplicationPort},${baseDN},${rootUserDN},${adminUID},${rootPwdFile},${bindPasswordFile},${adminPwdFile},${bindPwdFile1},${bindPwdFile2}