15 B2Bシステム・パラメータの構成
この章では、Oracle B2Bインタフェースの「構成」タブにある構成設定にアクセスする方法について説明します。
「構成」タブでの設定は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールで構成されたプロパティ設定をオーバーライドします(「Fusion Middleware ControlでのB2B構成プロパティの設定」を参照)。
この章の内容は次のとおりです。
構成パラメータの設定
表15-1 構成設定
フィールド | 説明 |
---|---|
確認 |
[-] |
インバウンド受信確認の通知 |
|
その他 |
[-] |
デフォルトの取引パートナ |
取引パートナ・アグリーメントの識別に失敗した場合は、この取引パートナにデフォルト設定されます。 |
相関の無視 |
取引パートナからの確認を受信すると、その確認は送信者の実際のビジネス・メッセージに相関付けされます。相関付けに失敗すると、例外が生成されて確認処理が停止します。相関を無視して確認を処理するには、このプロパティを |
追加のMIMEタイプ |
ebXML交換のためにB2BがサポートしているデフォルトのMIMEタイプに加えて、添付(追加のMIMEタイプ)を指定する場合に使用します。デフォルトでB2Bがサポートしているのは、 |
ペイロードをログに記録 |
|
エラー発生時に再接続 |
|
HTTPヘッダー・デリミタ |
複数のHTTPヘッダーを区切るデリミタ。HTTPヘッダーは、デリバリ・チャネル構成の「追加トランスポート・ヘッダー」フィールドで指定します。 |
メッセージへの返信をリクエストとして扱う |
対話メッセージをリクエスト・メッセージとみなすことを示すためにebMSで使用されます。 |
一般メッセージ・タイプ |
このプロパティを有効化( |
その他(続き) |
[-] |
アウトバウンド・ディスパッチャ数 |
アウトバウンド・メッセージの処理で使用するディスパッチャ数。MLLPのメッセージ順序付けで使用します。デフォルト値は |
インバウンド・ディスパッチャ数 |
インバウンド・メッセージの処理で使用するディスパッチャ数。MLLPのメッセージ順序付けで使用します。デフォルト値は |
自動スタック・ハンドラ |
MLLPのスタックで使用されます。 |
自動スタック・ハンドラ間隔 |
MLLPのスタックで使用されます。スタック・ハンドラがスタックされたメッセージを処理する時間間隔(秒単位)をカンマ区切りの値で入力します。デフォルト値は |
例外キュー |
ホスト取引パートナが例外キューとして使用するJMS内部デリバリ・チャネルを選択します。このパラメータのNULLデフォルト値は、 AQキューは、カスタム例外キューとしての使用はサポートされていません。 |
BAMの有効化 |
B2BによるOracle BAMへのランタイム情報の送信を有効にします。詳細は、「Oracle BAMでのインスタンス・メッセージ・データの監視」を参照してください。 |
BAMポーリング間隔 |
Oracle BAMのポーリング間隔です(分単位)。詳細は、「Oracle BAMでのインスタンス・メッセージ・データの監視」を参照してください。 |
パージ不可 |
パージ不可のパラメータの値は、メタデータ・リポジトリのパージが起動した後も保持されます。 |
JMSキューをデフォルトとして使用 |
このオプションを このオプションを
|
コールアウト・ディレクトリ |
デフォルトのコールアウトを使用しない場合は、コールアウトJARファイルの場所についてディレクトリを指定します。コールアウト・ディレクトリ・パスの末尾に デフォルトのファイルの場所 |
SMTPホスト |
AS1交換の取引パートナにネガティブMDNを送信するために、企業内のSMTPサーバーのホスト名を指定します。 |
Webサービス・ポリシー |
Webサービスを保護するためのセキュリティ・ポリシーを指定します。セキュリティ・ポリシーのURIのみ、または完全な oracle/wss_username_token_service_policy このフィールドの使用方法の詳細は、「Oracle B2B Webサービスの保護」を参照してください。 |
SSL秘密キーのパスワード |
(クライアント認証を必要とする)B2B SSLで、または署名で構成する際、秘密キーのパスワード( したがって、秘密キーのパスワードとキーストアのパスワードが異なる場合は、秘密キーのパスワードを「管理」→「構成」→「SSL秘密キーのパスワード」を使用して構成します。 |
パフォーマンス |
[-] |
大きなペイロード・サイズ |
大きなペイロード・サイズをバイト単位で指定します。デフォルト値は |
大きなペイロード・ディレクトリ |
デフォルトのディレクトリは |
UI |
[-] |
ペイロードの表示 |
「レポート」タブからアクセスできるレポートに、ペイロードを表示できます。 |
自動検索の有効化 |
「レポート」タブからアクセスできるレポートで自動検索を有効化します。デフォルト値は |
ペイロード表示サイズ |
デフォルト値は1,048,576 KBです。このパラメータ(バイト単位)は、インタフェースで構成されている値よりサイズが小さいペイロードのみ表示する場合に使用します。 |
セッション・タイムアウト |
処理が行われずセッションがタイムアウトする場合に設定できます。単位は秒です。デフォルトは300秒です。ログアウトしてから再ログインした後、変更が有効になります。 |
構成パラメータを設定するには:
-
「管理」リンクをクリックします。
-
「構成」タブをクリックします。
-
表15-1の説明に従って、構成パラメータの値を指定します。
-
「保存」をクリックします。