ワイヤの追加

サービス、サービス・コンポーネントおよび参照を接続します。この例では、Webサービスとサービス・コンポーネントを接続します。次の点に注意してください:

  • Webサービスはインバウンド・サービスであるため、参照ハンドルは右側に表示されます。アウトバウンド参照であるWebサービスは、右側に参照ハンドルがありません。

  • 定義済のインタフェースは未定義のインタフェースにどちらの方向から(参照からサービスへ、またはサービスから参照へ)でもドラッグできます。未定義のインタフェースは定義済のインタフェースを継承します。このルールにはいくつかの例外があります。

    • コンポーネントには、新しいインタフェースを却下する権限があります。たとえば、Oracle Mediatorには1つのインバウンド・サービスしか保持できません。このため、コンポーネントは2番目のサービスが作成されないように却下します。

    • ビジネス・ルールは参照をサポートしないため、アウトバウンド・サービス(外部参照)をビジネス・ルールにドラッグすることはできません。ワイヤをドラッグすると、ユーザー・インタフェースでは、有効なターゲットであるインタフェースがハイライト表示されます。

  • インタフェースを一意に識別する際には、ポート・タイプとネームスペースが使用されます。

  • 異なるインタフェースを持つサービスとコンポジットは接続できません。たとえば、同期WSDLファイルで構成されているWebサービスは非同期BPELプロセスに接続できません。図2-17に詳細を示します。

    図2-17 異なるインタフェースを持つサービスとコンポジットの接続に関する制限

    図2-17の説明が続きます
    「図2-17 異なるインタフェースを持つサービスとコンポジットの接続に関する制限」の説明

    サービスと参照は一致する必要があります。つまり、インタフェースとコールバックは同じになる必要があります。インタフェースが異なる2つのサービスがある場合は、2つのサービス間にOracle Mediatorを配置し、インタフェース間のトランスフォーメーションを実行できます。