エンド・ユーザーによる通知チャネル選択の許可

BPELプロセスの設計では、設計時に通知チャネルを明示的に選択せずに、通知を送信する必要性のみを示すことができます。通知の送信に使用するチャネルは、Oracle User Messaging Serviceのユーザー・メッセージング・プリファレンス・ユーザー・インタフェースでエンド・ユーザーが定義したプリファレンスに基づいて、実行時に決定されます。したがって、通知チャネルの選択権は、Oracle BPELデザイナのBPELプロセスからエンド・ユーザーに移動します。エンド・ユーザーが優先チャネルまたはルールを選択していない場合、そのユーザーへの通知の送信には、デフォルトで電子メールが使用されます。使用するチャネルを誰が選択するかに関係なく、チャネルの使用は、管理者がOracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのOracle User Messaging Serviceセクションで実行したドライバのインストールと構成に基づいています。

たとえば、エンド・ユーザーは、次のように各自のプリファレンスを設定できます。

  • 経費レポートの金額が$153未満の場合は、電子メール通知を受け取ります。

  • 経費レポートの金額が$153以上$3678以下の場合は、IM通知を受け取ります。

  • 経費レポートの金額が$3678を超過する場合は、SMS通知を受け取ります。

ノート:

送信通知のユーザー・プリファレンスは、ヒューマン・タスク・エディタのヒューマン・ワークフローで設定することもできます。これらのプリファレンスは、「通知設定」セクションの「通知フィルタ」で設定します。これらのプリファレンスは、タスクでルールを評価する際に使用されます。詳細は、「電子メール通知によるタスクの添付の送信方法」を参照してください。

Oracle User Messaging Serviceの詳細は、『ユーザー通信プリファレンスの管理』を参照してください。

Oracle User Messaging ServiceをOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで構成する方法の詳細は、『Oracle User Messaging Serviceの管理』を参照してください。