compensateアクティビティ

このアクティビティは、正常に完了している内側のscopeアクティビティでの補正を起動します。このアクティビティを起動できるのは、フォルト・ハンドラまたは別の補正ハンドラの中からのみです。補正は、プロセスでいくつかの操作を完了できず、その他の操作は完了している場合に行われます。プロセスは、以前に完了した操作に戻り、それらを元に戻す必要があります。たとえば、あるプロセスがレンタカー、ホテルおよび航空券を予約するように設計されているとします。レンタカーとホテルを予約しましたが、正しい日付の航空券を予約できません。この場合、レンタカーとホテルの予約を取り消すことで補正を実行します。compensateアクティビティ(補正ハンドラが起動されるスコープを指定)で補正ハンドラが起動されます。

図A-8は、BPEL 1.1における「Compensate」ダイアログを示しています。次のタスクを実行できます。

  • 「一般」タブをクリックし、アクティビティに意味のある名前を付けます。

  • 補正ハンドラを起動するscopeアクティビティを選択します。

図A-8 「Compensate」ダイアログ

図A-8の説明が続きます
「図A-8 「Compensate」ダイアログ」の説明

BPEL 2.0の場合、「Compensate」ダイアログには「ドキュメント」タブがあります。

compensateアクティビティの詳細は、「一連の操作を元に戻した後の補正の使用」を参照してください。