ルーターを使用したタスク・フローの作成

ルーターを使用した制御フロー・ケースでは、特定のパラメータに基づいて、特定ページにリクエストを渡すことができます。ヒューマン・タスクに基づいたADFタスク・フローでは、電子メール通知用に特別なページが必要です。この項では、電子メール通知用に特別なページを作成する方法を説明します。

ルーターを使用してタスク・フローを作成するには:

  1. 「アプリケーション」ウィンドウで、タスク・フロー・プロジェクトを開き、「project_name _TaskFlow.xml」をダブルクリックします。

    デザイナでXMLファイルが開きます。ダイアグラム・ビューに、「taskDetails1.jspx」アイコンが表示されます。

  2. 「コンポーネント」ウィンドウで、「ADFタスク・フロー」を選択し、「View」アイコンをデザイナにドラッグします。
  3. アイコンの下にある「view1」をクリックし、電子メール通知ページの名前を入力します。

    図30-33に、「EmailPage」という名前の例を示します。

    図30-33 電子メール・ページの作成

    図30-33の説明が続きます
    「図30-33 電子メール・ページの作成」の説明
  4. 「コンポーネント」ウィンドウで、「ルーター」をデザイナにドラッグします。
  5. アイコンの下の「router1」をクリックし、ルーター名を入力します。

    図30-35に、「PageRouter」という名前の例を示します。

  6. ルーターがコールされることを確認するには、図30-34に示すように、ルーター・アイコンを右クリックし、「アクティビティのマーク」「デフォルト・アクティビティ」の順にクリックします。

    図30-34 ルーターをデフォルト・アクティビティとしてマーク

    図30-34の説明が続きます
    「図30-34 ルーターをデフォルト・アクティビティとしてマーク」の説明
  7. 「ルーター」「router_name」「プロパティ・インスペクタ」タブの順にクリックします。
  8. 「デフォルト結果」フィールドにdefaultと入力します。
  9. 「追加」をクリックして、「結果」フィールドに電子メール通知ページの名前を入力します。
  10. 式ビルダーを使用して、#{pageFlowScope.bpmClientType=="notificationClient"}「式」フィールドに入力します。
  11. 「コンポーネント」ウィンドウで、「制御フロー・ケース」をクリックします。
  12. デザイナで、ルーター・ページ・アイコンから「taskDetails1.jspx」にドラッグします。

    図30-35に示すように、制御フローには、「デフォルト」というラベルが自動的に付けられます。

    図30-35 制御フローの接続

    図30-35の説明が続きます
    「図30-35 制御フローの接続」の説明
  13. 「コンポーネント」ウィンドウで、「制御フロー・ケース」をクリックします。
  14. デザイナで、ルーター・ページ・アイコンから電子メール通知ページ・アイコンにドラッグします。
  15. 「制御フロー・ケース」「email_page_name」「プロパティ・インスペクタ」タブの順にクリックします。
  16. 「結果(自)」リストから、電子メール通知ページの名前を選択します。

    図30-36に、完成した制御フローを示します。

    図30-36 電子メール通知の完成した制御フロー

    図30-36の説明が続きます
    「図30-36 電子メール通知の完成した制御フロー」の説明

電子メール通知ページの作成を続行するには、「電子メール通知ページの作成」のステップ1を参照してください。