dehydrateアクティビティ

デフォルトでは、receive、onMessage、onAlarm、waitなどのアクティビティにデハイドレーション・ポイントが設定されています。dehydrateアクティビティを使用すると、デハイドレーション・ポイントを明示的に指定できます。このアクティビティは、非同期コールバックの待機中、長期間にわたる非同期プロセスとその現在の状態の情報をデータベースに自動的に保持するためのデハイドレーション・ポイントとして機能します。データベースにプロセスを格納することにより、プロセスを維持し、システムの停止やネットワークの問題が発生した場合の状態や信頼性の低下を防ぎます。この機能により、BPELプロセスの信頼性とスケーラビリティの両方が向上します。

bpelx:dehydrate拡張は、デハイドレーションを実装します。BPELバージョン1.1をサポートするBPELの場合、構文は次のようになります。

<bpelx:dehydrate name="DehydrateInstance"/>

BPELバージョン2.0をサポートするBPELの場合、構文は次の例のようになります。

<extensionActivity>
      <bpelx:dehydrate name="DehydrateInstance"/>
 </extensionActivity>

図A-11は、BPEL 2.0における「Dehydrate」ダイアログを示しています。

図A-11 「Dehydrate」ダイアログ

図A-11の説明が続きます
「図A-11 「Dehydrate」ダイアログ」の説明