直接参照バインディング・コンポーネント
直接参照バインディング・コンポーネントでは、ユーザー指定のSOAインボーカに接続するために次の情報が必要です。
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プロパティ:
エンド・サービスの
DirectConnection
を定義する一連のプロパティ(oracle.soa.management.facade.Locator
を参照)。 -
ConnectionFactory
クラス名(oracle.soa.management.facade.Locator
を参照)。ConnectionFactory
クラスはoracle.soa.api.invocation.DirectConnectFactory
インタフェースを実装する必要があります。ConnectionFactory
クラス名を指定しない場合は、デフォルトのoracle.soa.api.JNDIDirectConnectionFactory
が使用されます。デフォルトのコネクション・ファクトリを使用するには、EJBのルックアップ名を指定する必要があります。 -
外部サービスで使用されるアドレス
このアドレス値は、バインディング・コンポーネントでは処理されませんが、起動時にサービスBeanに渡されます。
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addressingVersion
(オプション):デフォルトで使用されるアドレッシング・バージョンは
2005/08.
です。 -
useSSLForCallback
:コールバックJNDI接続にSecure Socket Layer (SSL)を使用します。このフラグを
true
に設定すると、WS-AddressingのreplyTo
ヘッダーは、サービスにSSL JNDIポートでのコールバックを指示します。
次の例にサンプルの構成を示します。
<reference name="HelloReference" ui:wsdlLocation="HelloService.wsdl"> <interface.wsdl interface="http://hello.demo.oracle/#wsdl.interface(HelloInterface)"/> <binding.direct connection-factory="oracle.soa.api.JNDIDirectConnectionFactory" addressingVersion="http://www.w3.org/2005/08/addressing" address="soadirect://syncOut" useSSLForCallback="false"> <property name="oracle.soa.api.invocation.direct.bean">MyDirectTestServiceBean#directEjb.Tes tInvoker</property> <property name="java.naming.factory.initial">weblogic.jndi.WLInitialContextFactory</property > <property name="java.naming.provider.url">t3://@host:@port</property> </binding.direct> </reference>
直接バインディング・コンポーネントでは、同期および非同期の両方の起動パターンがサポートされています。図39-1で同期起動パターンのサンプルを、図39-2で非同期起動パターンのサンプルを説明します。