Oracle SOA SuiteとのEDN統合

Oracle SOA Suite EDNには、次の機能があります。

  • 次の機能を備えた標準JMSベースのメッセージング・インフラストラクチャ。

    • JMSベースのイベントが、Oracle SOA SuiteクライアントおよびOracle SOA Suite以外のクライアント用のアーキテクチャを公開およびサブスクライブします。

    • 双方向の相互作用をサポートします(Oracle SOA SuiteOracle SOA Suite以外のクライアント間で公開とサブスクライブの両方を実行できます)。

    • Oracle AQ JMSおよびOracle WebLogic Server JMSプロバイダの両方をサポートします。Oracle WebLogic Server JMSトピック(デフォルト)およびAQ JMSトピックは、インストール後にEDNを使用できるよう自動的に構成されます。デフォルトのJMSタイプは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで、Oracle WebLogic Server JMS (デフォルト)からAQ JMSに切替え可能です。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』「ビジネス・イベント」ページでのJMSトピック宛先へのビジネス・イベントのマッピングに関する項を参照してください。

    • EDNが軽量マネージャとして、前述のJMSプロバイダをサポートします。

    • プレーンJMS APIおよびOracle SOA Suite、リモート用に値を追加したEDN API、Oracle SOA Suiteとの統合に使用するOracle SOA Suite以外のクライアント。詳細は、『Oracle SOA Suiteイベント配信ネットワークのJava APIリファレンス』を参照してください。

    • EDN配信を保証するJMSトランザクション(OAOO (one-and-only-one)と一貫性保証済メソッドの両方)。

    • メッセージ・ロスを防ぐ、永続的な公開配信オプション。これらのデフォルト・オプションは、リモートのOracle SOA Suite以外のクライアントとの相互作用に役立ちます。

    • 多数のJMSの機能の実装に内部で使用されるJMSアダプタ。JMSアダプタの詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』「JMS用のOracle JCAアダプタ」を参照してください。

    • マルチノード・クラスタではイベントを重複して処理しません。

  • 非常に詳細なレベルのスケーラビリティ。これにより、様々なイベントを様々なJMSトピックの接続先にマッピングできるので、1箇所ですべてのイベントを処理する必要がなくなります。これにより、ボトルネックの可能性がなくなります。マッピングは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの管理者が実行します。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』JMSトピックの接続先へのビジネス・イベントのマッピングに関する項を参照してください。

  • 次の公開およびサブスクライブのシナリオをサポートします。

    • 同じコンポジット間または別のコンポジット間でイベントを公開およびサブスクライブします。

      • 自動的に提供されるデフォルトEDN Oracle WebLogic Server JMSトピックを使用します。

      • Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで提供される、イベントからJMSトピックへのカスタム・マッピングを使用します。

    • 次のいずれかのAPIを使用して、リモートのOracle SOA Suite以外の参加者からイベントを公開およびサブスクライブします。

      • プレーンJMS API (J2SEクライアント環境用)

      • EDI API EdnJmsConnection (J2SEおよびJ2EEクライアント環境用)

  • エラー・ホスピタルでインスタンス・トラッキングおよびフォルト・リカバリをサポートします。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』を参照してください。

  • MDSリポジトリのEDLファイルの記憶域。これにより、ファイルをOracle JDeveloperの「リソース」ウィンドウで参照できます。詳細は、「デザインタイムとの共有データの管理」を参照してください。

ノート:

Oracle AQ JMSによるイベント配信ネットワーク(EDN)で大規模なペイロードを送信する際のメモリーの推奨サイズについては、「SOAコンポジット・アプリケーション用JVMメモリーのサイズ設定の推奨事項」を参照してください。