ビジネス・イベントAPIでのリモート・クライアントのサポート

Oracle SOA Suiteでイベントを公開およびサブスクライブするリモート・クライアントには、APIオプションがいくつかあります。表43-1に詳細を示します。

表43-1 リモートAPIオプション

オプション 説明 サポート メリット/デメリット

プレーンJMS API

EDN JMSトピックとの直接対話に使用します。これは通常、RAW JMSアクセスを使用するJ2SEクライアントです。

リモート・クライアントでは、SOAサーバーを指すようにJNDIプロパティを構成する必要があります。

  • Oracle WebLogic Server JMS

  • AQ JMS

メリットは次のとおりです:

  • 標準JMS APIをサポートします。つまり、多くのJMSソフトウェア・ツールを使用できます。

デメリットは次のとおりです:

  • サービス・レベルが低下します。

  • マッピングされたJMSやJNDIの構成を手動で探す必要があります。

  • 内部EDNイベント構造の処理、フィルタ変換、サブジェクト伝播、トランザクション、エラー処理など、追加のコーディングが必要です。

EDN API - EdnJmsConnection

Oracle Event ProcessingなどのJ2SEクライアント用です。このオプションには、標準の公開およびサブスクライブ・オプションがすべて用意されています。

リモート・クライアントでは次のタスクを実行する必要があります。

  • SOAサーバーを指すようにJNDIプロパティを構成します。

  • EDNヘルパー・メソッドfindRelevantBEConnFactoryを呼び出して、適切なコネクション・ファクトリを返します。これにより、JMSコネクションでイベントの公開およびサブスクライブが使用可能になります。

  • Oracle WebLogic Server JMS

  • AQ JMS

メリットは次のとおりです:

  • クライアントJNDIの構成またはJMSアダプタ・デプロイメントがありません。

  • JMSのマッピング、変換および翻訳を処理します。

デメリットは次のとおりです:

  • プレーンJMSコネクション・ファクトリおよびトピックをベースにしています。

JMSアダプタの詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』「JMS用のOracle JCAアダプタ」を参照してください。