コンポジット・センサーの追加方法

コンポジット・センサーを追加するには:

  1. 次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・エディタでコンポジット・センサーを追加します:

    • オプション1:
      1. 「公開されたサービス」または「外部参照」スイムレーン、あるいはビジネス・イベントをサブスクライブしているサービス・コンポーネントで特定のサービスまたは参照バインディング・コンポーネントを右クリックします。ビジネス・イベントをサブスクライブしているサービス・コンポーネントには、サブスクライブ済という語が含まれます。

      2. 「センサーの構成」を選択します。

        ノート:

        「センサーの構成」オプションが表示されるためには、サービス・コンポーネントにすでにビジネス・イベントがサブスクライブされている必要があります。

        バインディング・コンポーネントを選択すると、「コンポジット・センサー」ダイアログに詳細が表示されます(図54-1を参照)。この例では、サービス・バインディング・コンポーネントが選択されています。

        図54-1 選択したバインディング・コンポーネントの「コンポジット・センサー」ダイアログ

        図54-1の説明が続きます
        「図54-1 選択したバインディング・コンポーネントの「コンポジット・センサー」ダイアログ」の説明

        サービス・コンポーネントを選択すると、図54-2に示す詳細が「コンポジット・センサー」ダイアログに表示されます。

        図54-2 選択したサービス・コンポーネントの「コンポジット・センサー」ダイアログ

        図54-2の説明が続きます
        「図54-2 選択したサービス・コンポーネントの「コンポジット・センサー」ダイアログ」の説明
      3. ダイアログで、バインディング・コンポーネントまたはサービス・コンポーネントを選択して、「追加」アイコンをクリックします。

    • オプション2:
      1. 図54-3に示すように、SOAコンポジット・エディタ上部にある「コンポジット・センサー」アイコンをクリックします。

        図54-3 「コンポジット・センサー」アイコン

        図54-3の説明が続きます
        「図54-3 「コンポジット・センサー」アイコン」の説明

        図54-4に示すように、SOAコンポジット・アプリケーションの「コンポジット・センサー」ダイアログが表示されます。このオプションでは、SOAコンポジット・アプリケーションの、サブスクライブされたビジネス・イベントがあるすべてのサービスおよび参照のバインディング・コンポーネントとサービス・コンポーネントが表示されます。

        図54-4 「コンポジット・センサー」ダイアログ

        図54-4の説明が続きます
        「図54-4 「コンポジット・センサー」ダイアログ」の説明
      2. コンポジット・センサーを追加するサービス、参照またはビジネス・イベントを選択し、「追加」アイコンをクリックします。

    サービスなどのバインディング・コンポーネントを選択すると、図54-5に示すように「コンポジット・センサーの作成」ダイアログが表示されます。

    図54-5 サービス・バインディング・コンポーネントの「コンポジット・センサーの作成」ダイアログ

    図54-5の説明が続きます
    「図54-5 サービス・バインディング・コンポーネントの「コンポジット・センサーの作成」ダイアログの説明」

    ビジネス・イベント・サブスクリプションがあるサービス・コンポーネントを選択すると、図54-6に示すように「コンポジット・センサーの作成」ダイアログが表示されます。

    図54-6 サービス・コンポーネントの「コンポジット・センサーの作成」ダイアログ

    図54-6の説明が続きます
    「図54-6 サービス・コンポーネントの「コンポジット・センサーの作成」ダイアログの説明」
  2. 表54-1に記載されている詳細を入力します。

    表54-1 「コンポジット・センサーの作成」ダイアログ

    名前 説明

    名前

    コンポジット・センサーの名前を入力します。「式」フィールドの「編集」アイコンを使用可能にするには、名前を入力する必要があります。

    サービス

    サービス名が表示されます。このフィールドが表示されるのは、サービス・バインディング・コンポーネントに対するコンポジット・センサーを作成している場合のみです。このフィールドは編集できません。

    サービス・センサーは、サービスが外部または別のコンポジット・アプリケーションから受信するメッセージを監視します。

    参照

    参照名が表示されます。このフィールドが表示されるのは、参照バインディング・コンポーネントに対するコンポジット・センサーを作成している場合のみです。このフィールドは編集できません。

    参照センサーは、参照が外部または別のコンポジット・アプリケーションに送信するメッセージを監視します。

    操作

    サービスまたは参照のポート・タイプに対する操作を選択します。このフィールドは、サービスまたは参照バインディング・コンポーネントに対してのみ表示されます。

    イベント

    サービス・コンポーネントの名前が表示されます。このフィールドが表示されるのは、サービス・コンポーネントに対するコンポジット・センサーを作成している場合のみです。このフィールドは編集できません。

    イベント・センサーはビジネス・イベントによって開始されたコンポジット・インスタンスを追跡します。ビジネス・イベントごとに複数のセンサーを作成できます。

    イベント・タイプ

    「サブスクライブ」ビジネス・イベント・タイプが表示されます。このフィールドは編集できません。パブリッシュ・ビジネス・イベント・タイプはサポートされていません。

    「編集」アイコンをクリックすると、作成する式のタイプを選択するドロップダウン・リストが表示されます:

    • 変数: 変数に対する式の値を作成する場合に選択します。「変数の追加方法」を参照してください。

    • : XPath式を作成するための「式ビルダー」ダイアログを開く場合に選択します。このアクションは、常に値を文字列として取得します。「式の追加方法」を参照してください。

    • プロパティ: 正規化されたメッセージ・ヘッダー・プロパティに対する式の値を作成する場合に選択します。これらは、invokeアクティビティ、receiveアクティビティ、replyアクティビティ、scopeアクティビティのOnEventブランチ(BPEL 2.0の場合)、およびpickアクティビティとscopeアクティビティ(BPEL 2.0の場合)のonMessageブランチの「プロパティ」タブの下に表示される同じプロパティです。「プロパティの追加方法」を参照してください。

    フィルタ

    「編集」アイコンをクリックすると、式用のXPathフィルタを作成する「式ビルダー」ダイアログが開きます。このフィールドを使用可能にするには、最初に式を作成する必要があります。

    たとえば、10,000を超える発注金額をトラッキングする式を作成できます。

    $in.inDict/tns:inDict/ns2:KeyValueOfstringstring/ns2:Value > 10000.00

    コンポジット・センサー・アクション

    サポートされているセンサー・アクションを表示します。この機能を使用すると、ランタイム・センサー・データを格納できます。「Enterprise Manager」「JMSキュー」または「JMSトピック」のいずれかとの両方を選択できます。

    • Enterprise Manager

      選択すると、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのSOAコンポジット・アプリケーションの「フロー・インスタンス」タブでランタイム・センサー・データを検索できるようになります。この選択は、前のリリースのDBSensorActionの選択と同じです。

      ノート: 「Enterprise Manager」が選択されている場合、センサー・データはトラッキング可能フィールド表に送られます。選択されていない場合、データは送られません。ただし、いずれの場合も、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにはこのフィールドが表示され、センサーに基づいたコンポジット・インスタンスの検索が可能です。

      詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』を参照してください。

    • JMSキュー

      コンポジット・センサー・データ(XMLペイロード)をJMSキューに格納する場合に選択します。JMSコネクション・ファクトリおよびキュー名を指定する必要があります。

    • JMSトピック

      コンポジット・センサー・データ(XMLペイロード)をJMSトピックに格納する場合に選択します。JMSコネクション・ファクトリおよびトピック名を指定する必要があります。

    ノート: 「JMSキュー」および「JMSトピック」を選択すると、コンポジット・センサー・データ(XMLペイロード)がOracle Business Activity Monitoring (BAM)やOracle Complex Event Processingなどの他のコンシューマでも使用できるようになります。どちらを選択した場合も、Oracle WebLogic ServerによるネイティブのJMSサポートが使用され、『テクノロジ・アダプタの理解』の説明にあるようなOracle SOA Suite JMSアダプタは使用されません。JMSメッセージはOracle WebLogic Remote Consoleで表示できます。

  3. 「OK」をクリックします。

    サービスまたは参照バインディング・コンポーネントでは、図54-7に示すように、コンポジット・センサー・アイコンが右上隅に表示されます。

    図54-7 バインディング・コンポーネントのセンサー・アイコン

    図54-7の説明が続きます
    「図54-7 バインディング・コンポーネントのセンサー・アイコンの説明」

    サービス・コンポーネントでは、図54-8に示すように、コンポジット・センサー・アイコンも右上隅に表示されます。

    図54-8 サービス・コンポーネントのセンサー・アイコン

    図54-8の説明が続きます
    「図54-8 サービス・コンポーネントのセンサー・アイコン」の説明
  4. コンポジット・センサー・アイコンの上にカーソルを置くと、コンポジット・センサーに関する詳細が表示されます。