ポリシーをバインディング・コンポーネントおよびサービス・コンポーネントに添付する方法

バインディング・コンポーネントおよびサービス・コンポーネントにポリシーを添付するには:

  1. SOAコンポジット・エディタで、サービス・バインディング・コンポーネントまたは参照バインディング・コンポーネントを右クリックします。
  2. 「SOA WSポリシーの構成」を選択します。

    SOAコンポジット・アプリケーションのインタフェース定義に応じて、オプションの追加メニューが表示される場合があります。

    • 選択したサービスまたは参照が同期のBPELプロセス・サービス・コンポーネントまたはOracle Mediatorサービス・コンポーネントとインタフェースしている場合は、リクエスト・メッセージとレスポンス・メッセージの両方に対して単一のポリシーが使用されます。「SOA WSポリシーの構成」ダイアログが即時に表示されます。ステップ4に進みます。

    • サービスまたは参照が非同期のBPELプロセス・サービス・コンポーネントまたはOracle Mediatorサービス・コンポーネントとインタフェースしている場合は、リクエスト・メッセージとレスポンス・メッセージに対して個別のポリシーを構成する必要があります。コールバックのポリシーは、サービスからクライアントに送信されるレスポンスに使用されます。追加のメニューが表示されます。ステップ3に進みます。

  3. 使用するバインディングのタイプを選択します。
    • リクエスト対象:

      バインドするサービス・コンポーネントのリクエスト・バインディングを選択します。選択できるリクエスト・バインディングは1つのみです。このアクションにより、バインディング・コンポーネントとサービス・コンポーネント間の通信が可能になります。

      「公開されたサービス」スイムレーンでリクエスト・バインディングがサービスに対して構成されると、そのサービスはサーバーとして機能します。「外部参照」スイムレーンでリクエスト・バインディングが参照に対して構成されると、その参照はクライアントとして機能します。

    • コールバック対象: (非同期プロセスとの相互作用が必要な場合のみ)

      バインドするサービス・コンポーネントのコールバック・バインディングを選択します。このアクションにより、バインディング・コンポーネントとサービス・コンポーネント間のメッセージ通信が可能になります。選択できるコールバック・バインディングは1つのみです。

      「公開されたサービス」スイムレーンでコールバック・バインディングがサービスに対して構成されると、そのサービスはクライアントとして機能します。「外部参照」スイムレーンでコールバック・バインディングが参照に対して構成されると、その参照はサーバーとして機能します。

    図47-1に示す「SOA WSポリシーの構成」ダイアログが表示されます。この例では、サービス・バインディング・コンポーネントに対して「リクエスト対象」オプションが選択されています。「コールバック対象」を選択した場合も、同じタイプのポリシー・カテゴリが使用可能です。

    図47-1 「SOA WSポリシーの構成」ダイアログ

    図47-1の説明が続きます
    「図47-1 「SOA WSポリシーの構成」ダイアログ」の説明
  4. 添付するポリシーのタイプの隣にある「追加」アイコンをクリックします。
    • MTOM

    • 信頼性

    • アドレッシング

    • セキュリティ

    • 管理

    この例では、「セキュリティ」が選択されています。図47-2に示すダイアログが表示されます。

    図47-2 セキュリティ・ポリシー

    図47-2の説明が続きます
    「図47-2 セキュリティ・ポリシー」の説明
  5. ポリシー名の右側にあるアイコンをクリックすると、ポリシーの機能の説明が表示されます。
  6. 添付するポリシーのタイプを選択します。
  7. 「OK」をクリックします。

    図47-3に示す「SOA WSポリシーの構成」ダイアログに戻ります。添付されたセキュリティ・ポリシーが「セキュリティ」セクションに表示されます。

    図47-3 添付されたセキュリティ・ポリシー

    図47-3の説明が続きます
    「図47-3 添付されたセキュリティ・ポリシー」の説明
  8. 必要に応じて、さらにポリシーを追加します。

    「選択したポリシーの無効化」アイコンをクリックして、ポリシーを一時的に無効にできます。図47-4に詳細を示します。このアクションはポリシーの添付を解除するものではありません

    図47-4 「選択したポリシーの無効化」アイコン

    図47-4の説明が続きます
    「図47-4 「選択したポリシーの無効化」アイコン」の説明
  9. ポリシーを再び有効にするには、左側の「選択したポリシーの有効化」アイコンをクリックします。
  10. ポリシーの添付を解除するには、「削除」アイコンをクリックします。
  11. 完了後に、「SOA WSポリシーの構成」ダイアログで「OK」をクリックします。

    SOAコンポジット・エディタに戻ります。

  12. サービス・バインディング・コンポーネントのアイコン上にカーソルを置いて、添付されたポリシーの詳細を表示します。図47-5に詳細を示します。

    図47-5 「ポリシーの説明」アイコン

    図47-5の説明が続きます
    「図47-5 「ポリシーの説明」アイコン」の説明