相関ウィザードで相関セットを作成する方法
相関ウィザードで相関セットを作成するには:
-
適切なアクティビティ(receiveアクティビティなど)を右クリックし、「相関の設定」を選択します。
相関ウィザードの「相関セットの定義」ページが表示されます。
-
環境に適したレスポンスを指定してから、「次へ」をクリックします。表9-2に詳細を示します。
表9-2 「相関ウィザード」の「相関セットの定義」ページ
フィールド 説明 相関セットの作成
選択すると新しい相関セットが作成されます。
既存の相関セットの選択
選択アクティビティを含ませるための既存相関セットを選択します。
名前
作成する相関セットの名前を入力します。
スコープ
新しい相関セットを作成するスコープまたはプロセスが表示されます。
プロパティ
-
「追加」をクリックし、「プロパティ」表の「名前」列で新規プロパティを作成するか、「参照」をクリックし、既存プロパティを選択します。
-
「タイプ」列をクリックしてから、省略記号をクリックし、「タイプ・チューザ」ダイアログを起動して、プロパティ・タイプを選択します(たとえば、整数やブールなどのタイプ)。
完了すると、相関ウィザードの「相関セットの定義」ページは図9-2のようになります。
相関ウィザードの「設定の開始」ページが表示されます。
-
-
環境に適したレスポンスを指定してから、「次へ」をクリックします。表9-3に詳細を示します。
表9-3 「相関ウィザード」の「設定の開始」ページ
フィールド 説明 アクティビティ
相関が設定されるアクティビティが表示されます。
開始
このアクティビティが相関セットでイニシエータであるかどうかを選択します。
「はい」に設定されると、相関セットは、送受信されるメッセージで発生するプロパティの値を使用して開始されます。
完了すると、相関ウィザードの「設定の開始」ページは図9-3のようになります。
相関ウィザードの「プロパティ・エイリアス」ページが、プロパティを値にマッピングするために表示されます。ウィザードの「相関セットの定義」ページで以前に定義されたプロパティが、「プロパティ・エイリアス」表に表示されます。
「プロパティ・エイリアス」により、変数の特定メッセージ・パートでプロパティをフィールドにマッピングできます。このアクションにより、プロパティをメッセージのパートと場所のエイリアスにできます。
-
プロパティを表でクリックし、変数のメッセージ・パートをプロパティにマッピングする方法を選択します。表9-4に詳細を示します。
-
「編集」(1番目)アイコンをクリックして、「エイリアス・エディタ」ダイアログを起動します。
-
変数を展開します。
-
プロパティを示すメッセージ・パートを選択して、「OK」をクリックします。図9-4に詳細を示します。
-
-
「エイリアス・ドラッグ・アンド・ドロップ・エディタ」(2番目)アイコンをクリックして、「エイリアス・ドラッグ・アンド・ドロップ・エディタ」ダイアログを起動します。
-
変数の特定メッセージ・パートをプロパティにマッピングするプロパティをさらに選択します。
完了すると、相関ウィザードの「プロパティ・エイリアス」ページは図9-7のようになります。図9-2で作成したプロパティが「プロパティ」列に表示されます。エイリアス・エディタ(図9-4)またはエイリアス・ドラッグ・アンド・ドロップ・エディタ(図9-5)を使用してプロパティがマッピングされたメッセージ要素が「問合せ」列に表示されます。
-
「次へ」をクリックします。
相関ウィザードの「相関されたアクティビティ」ページが表示されます。図9-8に詳細を示します。
-
「追加」アイコンをクリックし、さらにアクティビティを相関セットに追加します(複数のアクティビティをこの相関セットに関連付けることができます)。
「アクティビティ・ブラウザ」ダイアログが表示されます。
-
追加するアクティビティを選択して「OK」をクリックします。図9-9に詳細を示します。
相関ウィザードの「相関されたアクティビティ」ページの「相関アクティビティ」フィールドにこのアクティビティが追加されます。
-
「相関アクティビティ」フィールドで、アクティビティを選択し、「編集」をクリックして、「アクティビティ相関エディタ」ダイアログの「開始」タブを起動します。図9-10に詳細を示します。
-
「開始」リストおよび「パターン」リストから適切な値を選択します。この例では、次のように指定します:
-
「開始」リストから「いいえ」を選択します(相関セットがメッセージ内の使用可能なプロパティを検証するため)。
-
Patternリストから「リクエスト」を選択します(相関プロパティは、送信BPELメッセージ上で設定および検証されるため)。
BPEL 2.0では、相関がインバウンド・メッセージに適用される場合は「レスポンス」を、相関がアウトバウンド・メッセージに適用される場合は「リクエスト」を、または相関がアウトバウンド・メッセージとインバウンド・メッセージの両方に適用される場合は「リクエスト/レスポンス」を選択できます。
BPEL 1.1では、相関がインバウンド・メッセージ(レスポンス)に適用される場合は「イン」を、相関がアウトバウンド・メッセージ(リクエスト)に適用される場合は「アウト」を、または相関がアウトバウンド・メッセージとインバウンド・メッセージの両方(レスポンスとリクエスト)に適用される場合は「アウト-イン」を選択できます。
-
-
「エイリアス」タブをクリックします。
-
ステップ4からステップ7まで繰り返して、変数のメッセージ・パートをプロパティにマッピングする方法とプロパティを選択します。
完了すると、「エイリアス」ダイアログは図9-11のようになります。
-
「OK」をクリックして、相関ウィザードの「相関されたアクティビティ」ページに戻ります(図9-12のように表示されます)。
図9-12 「相関ウィザード」の「相関されたアクティビティ」ページ(アクティビティが選択された状態)
「図9-12 「相関ウィザード」の「相関されたアクティビティ」ページ(アクティビティが選択された状態)」の説明 -
「次へ」をクリックし、「アクティビティ」、「相関セット」および「エイリアス」のタブの詳細を確認します。
-
アクティビティ: 相関とロールに関連するアクティビティが表示されます(たとえば、receiveアクティビティはイニシエータで、invokeアクティビティは応答者)。
-
相関セット: 相関セットの名前が表示されます。
-
エイリアス: 相関セットでアクティビティ用に定義されたプロパティ・エイリアスが表示されます。
図9-13に詳細を示します。
-
-
「終了」をクリックします。
相関セットが作成されます。
-
「構造」ウィンドウに、相関ウィザードで定義した相関セット、プロパティおよびプロパティ・エイリアスを表示します。
-
Oracle BPELデザイナで、いずれかの参加アクティビティの「相関」タブをクリックし、定義した詳細を表示します(たとえば、receiveアクティビティ)。図9-14に詳細を示します。
-
相関セットで使用されるアクティビティを調べる場合、次のステップを実行します。
-
Oracle BPELデザイナの上にある「検索」アイコンをクリックして、「相関検索」を選択します。
「相関セット・チューザ」ダイアログが表示されます。
-
相関セットを選択して「OK」をクリックします。
-
「相関検索」で、「OK」をクリックします。
相関セットを使用するアクティビティが「ログ」ウィンドウに表示されます。
-
-
別のアクティビティを既存の相関セットに追加する場合、アクティビティを右クリックし、「相関の設定」を選択します。
相関ウィザードの「相関セットの定義」ページが表示されます。
-
「既存の相関セットの選択」を選択します。
-
「相関セット」リストで、相関セットを選択し、「OK」をクリックします。
-
相関ウィザードの各ページに従ってアクティビティを定義します。