XQueryメイン/ライブラリ・モジュールの作成方法

XQueryメイン・モジュールおよびライブラリ・モジュールを作成するには:

  1. 「ファイル」メニューをクリックします。次のいずれかを選択します。
    • XQueryメイン・モジュールを作成するには、「新規」→「XQueryファイル・バージョン1.0」の順に選択します。「XQueryマップ・メイン・モジュールの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

      図42-5 メイン・モジュールの作成ダイアログ

      図42-5の説明が続きます
      「図42-5 メイン・モジュールの作成ダイアログ」の説明
    • XQueryライブラリ・モジュールを作成するには、「新規」→「XQueryライブラリ・バージョン1.0」の順に選択します。「XQueryマップ・ライブラリ・モジュールの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

      図42-6 ライブラリ・モジュールの作成ダイアログ

      図42-6の説明が続きます
      「図42-6 ライブラリ・モジュールの作成ダイアログ」の説明
  2. 「ファイル名」に、作成するXQueryマップ・ファイルの名前を入力します。ファイルには、.xqy拡張子が付いている必要があります。
  3. 「ディレクトリ名」で、マップ・ファイルを作成するディレクトリを指定します。これは通常、プロジェクト・フォルダの「変換」ディレクトリです。右側のツリー・アイコンをクリックして、指定するディレクトリを参照して選択できます。
  4. ライブラリ・モジュールを作成している場合は、「ターゲット・ネームスペースURI」の下でライブラリ・モジュールのターゲット・ネームスペースを選択します。必要に応じて、ネームスペースの「接頭辞」を編集します。

    ライブラリ・モジュールに定義されたすべての関数で、ライブラリのターゲット・ネームスペースが自動的に使用されます。

  5. 「関数の生成」を選択して、XQueryファイルに関数を作成します。これを選択しない場合は空白のXQueryファイルが作成され、後で関数を追加できます。
  6. 「関数名」に、XQueryファイルに作成する関数の名前を入力します。
  7. メイン・モジュールを作成している場合は、関数に関して次の追加のフィールドを選択します。
    • 「NS URI」で関数のネームスペースを指定します。「NS URI」は自動的に移入されます。別のネームスペースを選択することもできます。

    • 「接頭辞」で関数のネームスペース接頭辞を指定します。「接頭辞」は自動的に移入されます。推奨ネームスペース接頭辞を編集することもできます。

  8. 「ソース」セクションに関数のパラメータを追加します。パラメータを追加するには、緑色のプラス記号(+)で表示される「ソースの追加」ボタンをクリックします。「関数パラメータ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図42-7 「関数パラメータ」ダイアログ

    図42-7の説明が続きます
    「図42-7 「関数パラメータ」ダイアログ」の説明
  9. 「名前」に関数パラメータの名前を入力します。
  10. 「ネームスペースの設定」を選択して、関数パラメータのネームスペースを指定します。

    「NS URI」で、関数パラメータのネームスペースを選択します。ネームスペース接頭辞が「接頭辞」フィールドに表示されます。必要に応じて、これを編集できます。

  11. 「順序タイプ」で、「鉛筆」アイコンで表示されるボタンをクリックし、パラメータのデータ・タイプを指定します。「関数パラメータ・タイプ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図42-8 「関数パラメータ・タイプ」ダイアログ

    図42-8の説明が続きます
    「図42-8 「関数パラメータ・タイプ」ダイアログ」の説明

    「XMLスキーマ」タブを使用して、関数パラメータのデータ・タイプにXMLスキーマ・タイプを指定します。「型なし」タブを使用して、タイプ指定されていない(非XMLスキーマ・ベース)フォームのパラメータを指定できます。この手順ではXMLスキーマ・タイプを使用します。

  12. 「関数パラメータ・タイプ」ダイアログで、「スキーマ・オブジェクト参照」の右にあるボタン(ツリー・アイコンで表示されます)をクリックして、スキーマ・オブジェクトをデータ・タイプとして選択します。

    これで「タイプ・チューザ」ダイアログ・ボックスが表示されます。「プロジェクトのスキーマ・ファイル」、「XMLスキーマ単純型」および「プロジェクトのWSDLファイル」に埋め込まれたスキーマから選択できます。目的のXMLタイプに移動して「OK」をクリックし、「タイプ・チューザ」ダイアログ・ボックスを閉じます。

  13. 「関数パラメータ・タイプ」ダイアログで、「使用可能なシーケンス・タイプ・フォーム」、「スキーマの場所」および「接頭辞」は、「スキーマ・オブジェクト参照」での選択に応じて自動的に移入されます。オプションで、必要に応じて任意の値を変更します。
  14. 「発生」で、オプションでパラメータの多重度を変更します。「結果XQuery式」に結果のXQuery式が表示されます。
  15. 「OK」をクリックして、「関数パラメータ・タイプ」ダイアログ・ボックスを閉じます。
  16. 「OK」をクリックして、「関数パラメータ」ダイアログ・ボックスを閉じます。
  17. 「XQueryマップ・メイン・モジュールの作成/XQueryマップ・ライブラリ・モジュールの作成」ダイアログで、「ターゲット」セクションの下で関数の結果のデータ・タイプを指定します。「ターゲット」フィールドの右にある「鉛筆」アイコンの付いたボタンをクリックします。

    「関数の結果タイプ」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは「関数パラメータ・タイプ」ダイアログ・ボックスと同じものです。ステップ12から14の説明のとおりに関数の結果データ・タイプを指定します。

  18. 「OK」をクリックして、「関数の結果タイプ」ダイアログ・ボックスを閉じます。
  19. 「XQueryマップ・メイン・モジュールの作成/XQueryマップ・ライブラリ・モジュールの作成」ダイアログで、「オプション」セクションの下で「XQueryバージョン行の生成」を選択して、XQueryファイルの最初に標準の線を生成します。

    たとえば、ファイルの先頭に次のような行が生成されます。

    xquery version "1.0" encoding "utf-8";

  20. 「スキーマ・タイプ注釈の使用」を選択して、スキーマ・オブジェクト参照のかわりにタイプ注釈を使用する弱タイプのXQueryファイルを作成します。これにより、特定のシナリオでは、XQueryのパフォーマンスが向上する場合があります。

    このオプションを選択解除した場合、XQueryではスキーマ・オブジェクトへの参照を含めることが可能な強タイプのXQueryファイルを生成します。

    タイプ注釈の詳細は、「XQueryパフォーマンス向上のためのタイプ注釈の使用」を参照してください。

  21. 「OK」をクリックします。新規作成されたXQueryマップが、「XQueryマッパー」グラフィカル・ビューに表示されます。XQueryソース・エディタを表示するには、「XQueryソース」をクリックします。