バーティカル・アプリケーションのカスタマイズ方法
バーティカル・アプリケーションをカスタマイズするには:
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次のいずれかの方法を使用して、カスタマイズ・レイヤーのレイヤー値を追加します。
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アプリケーション固有のレイヤー値を追加するには、図53-3に示すように、「デザインタイム・カスタマイズ・レイヤー値の構成」リンクをクリックします。
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レイヤー値を追加します。
値を指定してファイルを保存すると、「アプリケーション・リソース」のMDS DTフォルダにCustomizationLayerValues.xmlファイルが表示されます。カスタマイズ・クラスはレイヤー名を提供し、CustomizationLayerValues.xmlファイルはレイヤー値を提供します。どちらも必要です。この場所のファイルをダブルクリックすると、その他の変更を行うためのエディタが開きます。
または
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すべてのアプリケーションに適用可能なグローバル値を追加するには、
$JDEV_HOME/jdeveloper/jdev
のCustomizationLayerValues.xml
ファイルを開き、カスタマイズ・レイヤーのレイヤー値を追加します。たとえば、値Communications
をindustry
レイヤーに追加します。<cust-layers xmlns="http://xmlns.oracle.com/mds/dt"> <cust-layer name="industry"> <cust-layer-value value="communications" display-name="Communications"/> </cust-layer> </cust-layers>
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Oracle JDeveloperを起動し、「デフォルトのロール」を選択します。
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コア・アプリケーションとは異なる名前で新しいSOAアプリケーションを作成します。
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「ファイル」メニューから、「インポート」→「SOAアーカイブをSOAプロジェクトへ」の順に選択します。
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「参照」をクリックし、「カスタマイズ可能なコンポジットの作成」でコア・アプリケーション・チームが作成したコンポジット・アーカイブのJARファイルを選択します。
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「コンポジット名」フィールドで、コアSOAプロジェクトとは別の名前を入力します。
ノート:
SOAプロジェクトは選択しないでください。インポートするJARファイルには、新規SOAプロジェクトを作成する必要があります。
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「カスタマイズ用にインポート」チェック・ボックスを選択します。
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「アプリケーション」ウィンドウで、プロジェクトを右クリックし、「SOA」→「カスタマイズ可能」の順に選択します。
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Oracle JDeveloperを再起動します。
「カスタマイズ・コンテキスト」ダイアログに、使用可能なカスタマイズ・レイヤーとレイヤー値が表示されます。
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図53-4に示すように、カスタマイズするレイヤーおよび値を選択します(この例では、レイヤーindustryおよび値Communicationsが選択されています)。
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SOAコンポジット・エディタで、BPELプロセスをダブルクリックしてOracle BPELデザイナにアクセスします。
編集できるのは、カスタマイズ可能に設定されているscopeアクティビティのみです。図53-5に示す例では、コア・アプリケーション・チームが1つのスコープのみをカスタマイズ可能に設定しています。BPELプロセスのその他のアクティビティは無効になり、編集できません。
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「アプリケーション」ウィンドウで「SOAプロジェクト」を右クリックし、「デプロイ」を選択してカスタマイズ・コンポジット(SAR)のJARファイルを作成します。
デプロイメントはカスタマイズ・ロールが使用可能な状態で起動されるため、現在のカスタマイズ・コンテキストに基づいて適切なレイヤーの基本コンポジットが自動的にマージされます。
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アプリケーションをソース・コード・コントロール・システムにチェックインします。
JARファイルには、次のカスタマイズ・レベルの基本プロセスとして順に機能するマージされたコンポジットが格納されます。これで、JARファイルを顧客に提供できるようになりました。
ノート:
「カスタマイズ開発者」ロールでOracle JDeveloperにログインしているときに、WSDLファイルおよびXSDファイルを作成できます。「アプリケーション」ウィンドウで、プロジェクト名を右クリックし、「SOA」→「WSDLドキュメントの作成」または「SOA」→「XMLスキーマの作成」の順に選択します。